いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

伊豆の山また新しき秋迎ふ(あ)

今日は中学校の2学期始業式。
勤めは9月1日からだが、先週の金曜に校長から連絡があり、始業式で全校生徒に私を紹介したいというので、職場に8時に着くように家を出る。
こりゃちょうど生徒の登校時間と重なるなと思ったら、中学校に着くまで一人の生徒とも会わなかった。後で知ったが、8時に朝の会が始まるので、その前に生徒は登校するのだという。それで生徒はみんな8時には登校を済ませ教室で先生が来るのを待っていたわけだ。そういえば、私の家の近所の中学生が7時頃に坂道を下りている姿をよく見かけたなあ。遠くから通う子は7時にはもう家を出ているんだね。早いなあ。
体育館のステージに上がって紹介を受ける。久しぶりだなあ、この感触。退職の挨拶以来かな。一言お願いしますと校長に促されて言ったことは、伊豆に住み始めて最初に感じたことだった。ここは挨拶文化の浸透した土地柄で、知らない私にもちゃんと挨拶してくれることに感動したと、当時の感想を素直に述べた。
その思いは今でも変わらないけれど、フロアで聞いていた生徒たちは、何を当たり前なことを言っているんだこの人は、と思ったかもしれない。でも、当たり前なことを当たり前にできるって素晴らしいことだと思う。最近は歳を取ったせいか、当たり前なことができる幸せをしみじみ感じるようになった。

【写真】新しい職場から見た城山(じょうやま)。標高342m。

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城山は地下にあったマグマが冷え固まり、浸食によって地表に現れることでできる岩頸と呼ばれる地形(Wikipedia)。写真右端にかすかにロープウェイ駅が見えるのが葛城山(標高452m)。
新しい職場は高台にあり、今日は見えなかったが、2階から3階へ吹き抜ける図書館からは窓いっぱいに富士山が見えるのだとか。ワクワク。仕事は、予定では10月31日までだから、時期になればそこから見える富士山の写真をアップできるかもしれません。

水墨画】紫木蓮(No.30)

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手本では筆を三墨(濃墨・中墨・淡墨)に調墨し、花を下から描くとしているが、この、下から上への運筆法にまだ慣れない。それで、形が崩れるのを恐れて上から淡墨で描き、濃墨を穂先にちょっと含ませて二度描きしている。そんなことだから、いつまで経っても水墨画は上達しない。

【水晶苑】15:17〜16:07
囲碁に間に合わず。
風呂場でベルリン浮橋氏と一緒になる。秋になれば浮橋で「そば祭り」があることを知っていたので、そば祭りはいつでしたっけ、と訊いてみた。てっきり11月だと思っていたら、浮橋氏は12月だと答えた。毎年12月の第一日曜に行われると言う。
そば祭りには2,000食分のそばを用意するが、今はそれを目当てにお客さんが遠くからもやって来るようになり、早くに売り切れるという。だし汁も昔は市販のものを使っていたが、「私が役員をした時からだし汁も人参などの野菜を煮込んで手作りするようになった」そうだ。浮橋氏、そば祭りの役員をされてたんですね。
浮橋のそばは市場に出回らないから、幻のそばと言われる。そこへ行かなと食べられない。しかも早く行かないとすぐに売り切れてしまうらしい。よ〜し、今年は是非とも浮橋のそばを食べてみよう。カレンダーに赤丸チェック。

【タイムラプス】8月28日(月)5:10〜7:30の伊豆長岡の空。34秒。

【歩数】2,601歩。