いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫去ぬる公園に咲く鳳仙花(あ)

先日、「自宅で教える言葉の森の作文」というのがあることを、購読しているメルマガで知った。

早速資料を取り寄せると、講師資格通信講座を受講し、指定の試験問題に合格すると自宅で作文教室を開けるという。

これは「森林プロジェクト」といって、横浜市港南区の会社が運営している。実は、ここの主宰者が発行するメルマガ「言葉の森新聞」を11年前から購読し、その当時から、これからの教育が向かう先を示唆しているような気がして注目していた。

教室に通って来る人からの月謝だけでは経営が先細りすると判断し、今後は講師資格を持つ人を全国に増やし、自宅で教室を開いてもらって、会員費用とオリジナル教材の売り上げで運営費を賄っていこうという方向へ舵取りしたようだ。

このプロジェクトは、作文指導はもちろんのこと、その作文の基となる読書や暗唱にも力を入れていて、基本的に「教えすぎないこと」を指導のモットーにしている。要するに自習が中心だということだ。言われなくても自分で学習する姿勢を育てましょう、というわけですね。

それなら教えるのも楽だと思われがちだがそうでもない。その子の持っている能力を見極め、未知の力を導き出さなければいけない。

だから作文は個人指導にならざるを得ない。学校の授業では一般的な指導しかできないから、個人レベルの深い指導をするにはどうしたって個別に対応するしかない。一人ひとりの個に対応するのは結構疲れるし、今の学校で個別に教えるには限界がある。

全体としてはかなり共鳴できるプロジェクトだが、ただ一つ気になるのは、親子の対話を割と重要視している点だ。親子の会話が普通にできる家庭環境なら別に問題ないが、そうでない環境に置かれた子だっているはずだ。その子たちに対してどう指導していくのかという視点がない。そこが気になる。

素晴らしいプロジェクトには違いないが、全面的に賛同できるかといえば、そうとも言い切れない部分があって、今は通信講座を受講することに二の足を踏んでいる。今後の自分のライフスタイルも考えながら、もう少し自分の心に訊いてみてから結論を出そうと思う。


【写真】鳳仙花で羽を休めるシオカラトンボ

f:id:jijiro:20170805155838j:plain

孫が伊豆に遊びに来た時によく行くブランコ公園に鳳仙花が咲いている。そこへシオカラトンボが止まっているのを見つけて撮った。トンボは普通、竹の棒とかの先に止まるという思い込みがあって、咲いている花に直接止まっているのは珍しいと一瞬思ったけど、考えてみればそんなに珍しいことでもないようだ。

ただ、この前孫がこの公園に来た時に、孫娘がこの花を鳳仙花だと言い当てたことに驚いて、へええいつの間にそんな花の名前を覚えたんだろうと感心したのだったが、もしかしたらその時の思いが蘇ってこの一枚を撮らせたのかもしれない。


水墨画】チューリップ(No.18)

f:id:jijiro:20170813110510j:plain

茎を葉の後に描いたので、葉にスペースを奪われるような格好になってしまった。手本には描く順番は示されていなかったが、当然、茎から描くべきだった。


【水晶苑】12:53〜15:56

森のくま氏と立て続けに5局打ち、0勝5敗。前回は7月19日に1局だけ対局している。その時は3子置いて投了。今回も3子置いて3敗、そのあと4子置いて2敗と惨憺たる有様。

4時前までに5局も打てたのは、結果が全局投了だったから。大石を殺されまい殺されまいと注意して打ったつもりなのに、見事に完膚なきまで打ちのめされた。大局が見えていない証拠である。「今日は調子悪いね」と森のくま氏に言われ、「まあ、そういう時もあるさ」と慰められ、「これに懲りずにまた来てください」と励まされ、今日はがっくり落ち込んで帰って来ました。

くそ〜、もっともっと勉強しなきゃいかんな。ネット囲碁を楽しんでいる場合じゃないぞ。


【タイムラプス】8月12日(土)7:04〜9:46の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10213955026451953/


【歩数】3,826歩。