いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

珈琲の苗すくすくと薬喰

いつもの辻堂駅6:12発沼津行きで伊豆へ移動。今日は小田原まで座れず立っていた。

普段は小田原駅から三島、沼津の高校へ通う学生が乗り込むのだが、今日はその姿を一人も見ない。それで、そうか今日は冬休みだったと気づいた。

だから、今日の駿豆線修善寺行きは比較的空いていた。それでも、部活動らしい弓を手にした数人の制服姿はあったけれど……。

駿豆線沿線の高校は弓道場を持つところが多い。それで、月曜の朝は(土日に大会があったのだろう)弓を携える高校生をよく見かける。伊豆は源頼朝が旗揚げをした地として、昔から弓道とかの武道を重んじる風土色があるのかもしれない。

伊豆の家に着いたら、ちょうど南隣の奥さんが車で仕事に出かけるところだった。いつもは坂の途中で奥さんの車とすれ違うのだが、今日は遅くなって少し急いでいるふうで、朝の挨拶もせわしなかった。

仕事着(ジャージ上下)に着替え、湯屋グッズをバッグに入れて大場の病院へ行く。毎月の定期健診である。年末の月曜とあってだいぶ混むと予想し、もしもの場合は病院から直接職場へ向かってもいいように支度した。

果たして病院は混んでいた。病院に着いたのは9時を10分ほど過ぎたあたりだが、既に待合室のベンチはかろうじて一人分空いているだけだった。そこへ座ってブログの続きを書く。

一旦呼ばれ、採尿し血糖値を測る。その後、廊下のベンチ(待合室の、ではない)でしばらく待たされ、再び呼ばれたのが11時過ぎ。これはもしかしたら仕事に間に合わないかもしれないと心配しだしたところでようやく声がかかった。やれやれ、なんとか間に合いそうだ。

主治医から示された結果は、やれやれ、ではなかった。体重は前回よりやや減じたものの、HbA1cがぐんと上がってしまったのだ。主治医は、「前回より、ちょっと上がってますね」と穏やかに言ったが、私としては内心穏やかではない。やばい、これから呑めや食えやの正月を控えて、こいつはやばいと構えざるを得ない数値だった。

食事制限からくるストレスよりも、ストレスを抱えず普通に呑み食いしたほうが体にいいなんて都合よく考えていたが、体は嘘をつかない。不本意だが、ここは一つ、体の忠告を受け止めておくことにしましょうか。やりたいこと、やらなければいけないことがまだまだあるから。


【写真】てっぺんに新しい葉の芽が出たコーヒーの苗。

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窓辺のパソコンの横に、先月、床屋さんからもらってきたコーヒーの苗を置いてある。もらった時、そろそろ鉢を大きいのにした方がいいよとのアドバイスを受け、ホームセンターで鉢を買って観賞用の土も加えた。

そうして毎朝、ブログを書くパソコンが立ち上がるまでの間、コーヒーの苗に霧吹きで100回シュッシュと水をかけてきた。しかし、日が経つにつれて、下の葉から順に茶褐色の斑が目立つようになり、そのまま枯れてしまうのではないかと心配していたところだった。

そうしたら、そのうちてっぺんの大きな葉と葉の間からポコンと新しい芽が出てきた。その成長を毎日見守るが、写真を撮れるまでの大きさになかなか育ってくれない。葉っぱの形にはっきり開いてから写真を撮るつもりでその日を待っていたが、待ちきれずに撮ってしまった。

「この子、未熟児なんです」と床屋さんのお母さんは言っていた。確かに同時に生まれた他の苗と比べても丈が格段に低かったが、ならば私が育ててみせると、あえてこの苗を選んでもらってきた。もともと成長が遅い苗なのかもれないが、みるみる大きくなるよりも、かえってこっちのほうが愛着が湧こうというもの。焦ることはない、ゆっくり育ちなさい。(あ)


【歩数】4,526歩。