いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小春日や園児の信号青になあれ

午後2時、世話になっている不動産会社の人が買取業者2名を連れてやってきた。カミさんは仕事でおらず私一人が立ち会う。買取業者の内覧は通常5分程度、写真を撮って終わりという話だったが、15分は写真を撮りまくっていたのではなかったか。今回は壁紙の汚れ、フローリングの傷、押入れの中などを念入りに撮っていた。
買取業者としては欠点をいかに見逃さずにチェックするか、そして、いかに安く買い叩くかが腕の見せどころ(?)といったところなのだろう。私としても24年間の傷みを隠す気はさらさらないし、全てを承知した上で見積もりを出してもらった方がありがたい。
買取業者が帰った後、不動産会社の人と今後のことについて10分ほど話をする。9月から宣伝活動をしてきたが今のところ反応はほとんどない、今後も成約になる見通しは非常に厳しい、今回の買取業者は割と実績のある会社である、買取価格を他の業者よりも幾分高めに設定している、などの話を聞いた。
そして最後に、一般のお客さんの場合はローンが組めずキャンセルになったり、引き渡し後に重大な欠陥が見つかってトラブルになったりすることがあるが、買取業者はまずそんなことはない、売却価格は相場より安くなるのは致し方ないとしても確実に成約はできると付け加えた。話を聞く限りでは、本当に売りたければこのタイミングで買取業者に買ってもらうしかないと言っているように聞こえた。先延ばししてもうまい具合に買い手がつくとも限らない。築年数が嵩めば建物はどんどん傷むし、どんどん条件が悪くなる。無駄に管理費修繕費を払いながら住居を放置することにもなりかねない。そうだな、欲しいという人がいるうちに手を打った方が賢明かもしれない。
午後4時に予約してあった茅ヶ崎の歯医者に行き、歯科衛生士の指導を受け、歯を掃除してもらう。若先生にバトンタッチしたところで、昔の詰め物に水銀が使われていて、この度国からそれはよろしくないと指導を受けて詰め物を合成樹脂に替えることになった、ついては一ヶ月後くらいに来てもらうことになると言われる。
それで、受付で奥さんに、来週来てくれ7日(月)はどうだ8日(火)はどうだと言われ、えっ? そんなに急ですか、若先生は一ヶ月後と言っていましたよ、25日(金)はダメですか、その日なら平塚で呑み会があるので3時くらいなら大丈夫ですが、と言ったら、ダメの一言で却下。iPhoneのカレンダーで9日(水)が休みになっているのを確認し、なら9日は? と告げると、はい、では9日(水)の5時にって、ああ、また来週歯医者に行かなくてはいけなくなった。これはしんどい。そろそろ通う歯医者も伊豆に探さなくてはいけないかなあ。
写真は、湘南テラスモール横の公園。

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息子の口座に援助金を振り込んだ帰り、湘南テラスモール横の公園を横切ろうとしたら、向かいのビルから保育園児たちがぞろぞろ出てきた。ビルの2階の窓には民間保育園の名が見える。なるほど、目の前に大きな公園があれば園庭なんかいらないものね。
保育園児たちの列は3組に分かれ、被っている帽子の色も青、黄、ピンクの3色。年少、年中、年長といったところか。私と同じく信号待ちをしていた青色帽子の園児たちが、「青になあれ」と声を揃えて言う。そうそう、小田原の孫たちも小学校に上がる前は、私の右手と左手をそれぞれ握って「青になあれ」と言ってたっけ。あの頃がいちばん可愛かったなあ。

6,398歩。サイクリング12.0km。