いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ややあつて間が抜けた頃遠花火

写真は、大仁の花火。

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あやめ湯から帰り、ところてんをつまみに晩酌を始めたら花火の音が聞こえてきた。四夜連続で繰り広げられる狩野川の花火大会の今日は初日、大仁の花火大会である。今日を皮切りに明日は修善寺、3日は韮山、4日は伊豆長岡と賑やかな夜が続く。

大仁の花火は大仁橋のやや下流から打ち上げられる。家からだと弾ける音が聞こえるだけで目には見えない。見るには、津軽三味線教室のある広い通りまで出ないといけない。打ち上げの時間は7時45分で、その時間は去年までは腰据えての晩酌たけなわのときだったから、おお、今年も始まったかと音は聞くものの、わざわざ見に行くこともないとうっちゃっていた。だいたい、花火は一人で見たってつまらない。

しかし今年は、仕事が終わり、あやめ湯に浸かって、スーパーで買物をして帰ると、ちょうど花火の打ち上がる時間になる。大仁の花火は8000発と、四夜の花火の中で最も大きい。これまで見たことはなかったが、今年はどれ一つ見てやれと思って、缶ビールを片手に花火が見えるところまで下りて行った。

広い通りに出て大仁ホテルが見えるところで立ち止まる。打ち上げはちょうど一休みしているふうで、小高い丘に煌々と光る大仁ホテル(花火大会のために桟敷を設けてあるのだろうか、いつもと違ってやけに明るい)と、低くたなびく花火の煙と、その下を走る修善寺道路の車の明りが見えていた。

ややあって、再び花火が上がり出す。と、ありゃま何だか小さい。ちんまりしてる。もっと大きいかと思った。これだったら、藤沢のマンションから見る江ノ島の花火の方が大きい。距離的には江ノ島の方が遠いはずなんだが…。大仁のは、坂の上から見下ろす感じに見るからだろうか。それとも玉そのものが小さいのだろうか。

そういえばこの前、米朝氏があやめ湯で面白いことを言っていた。大仁の「百笑の湯」へ行ってきたことを米朝氏に話したら、百笑の湯の休憩室から見る花火の話になった。「大仁の花火は中国でこしらえてるだから、上まで高く上り切る力がなくて、途中で横に弾けちまうだよ」。

いろんな形に弾け散る仕掛け花火を冗談めかしてそう言う。米朝氏のジョークは独特の味があって私は好きだ。腹の底から笑えて、たちどころにその場が和む。私も米朝氏のような好々爺になりたいと思っているが、その域に達するまでにはまだまだ人生の修行が足りません。

あやめ湯(18:33〜19:11)2→1人。元饅頭屋さんと久々に会った。バイクに乗って腰を痛めてから4ヶ月ぶりだと言う。血色も良くお元気そうで何よりでした。これからまたちょくちょく通うけんど宜しくねって挨拶され、いえいえ、こちらこそ宜しくお願い致します。

タイムラプスは、8月1日(月)5:11〜6:50の伊豆長岡の空。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/1148908728500336/

3,906歩。