いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏休み待つや碁石の艶艶と

ちょうど仕事に行く支度をしているところへ、ヤフオクで落札した碁石セットが届いた。明日までに届いてくれたらいいなと思っていたら今日届いた。早い。

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ケースは画像で確認した通り、みごとにぱっくり割れていた。でも、その割れ目から石がこぼれ落ちることはなさそうなので、使って使えなくはない。ただし、放課後児童教室では使えないだろうな。きっと真っ二つに割られてしまうに決まっている。私が使うにとどめておこう。
蛤の白石は思ったとおりだいぶ黄ばんでいるが、これもまた年代物の味と捉えておこう。欠けた石は思いの外少なく、何だか少し得をした感じです。黒石は那智黒かどうか素人目にはよく分からない。でも光沢を抑えた渋みは私の好みで、今回は、これだけでもう十分満足の買い物だと思っている。
さらにもうひと組の碁石。こちらは染みだらけの紙箱に収まり、いったいいつの時代のものだろうと思わせる雰囲気があるが、いざ蓋を開けてみると、黒石も白石もてかてかと光沢のあるガラス製。箱には「鳳凰碁石」のレッテルが貼られ、レッテルの上に値札のシールが剥がれ残っている。「92・・」の数字がかすかに見えるが、それが値段を表しているのかどうか分からない。推して時代はさほど古くはなさそうだ。ガラス製なら見た目もきれいだし、それなりに重量感もあるから挟む指にもしっくりくるだろう。もし児童教室で使うとしたらこちらのセットだな。
今日、久しぶりに4年生を担当して、「自由遊び」の時間にオセロゲームをやった。その子に囲碁って知ってるかい? と訊いてみたら、知らないという。では教えてやろうとオセロ盤を使って囲碁を教えた。陣地取りゲームで、こうやって黒と白を交互に打って、最終的に広い陣地を取ったほうが勝ちだよ、囲まれた石は取られるよと教えたが、反応はいまいち。どうやら教え方が悪かったみたい。
そこへ傍で見ていた別の女の子が、「あたし、知ってる」と寄ってきた。「じゃあ今度、家から碁石を持ってくるから一緒にやろう」と言ったところで自由遊びの終了となったが、おお、いるんだね、囲碁を知ってる子が。これはしめしめだ。この子をきっかけにして、あのやんちゃグループをぜひとも囲碁ワールドに引き込みたいものだ。スタッフリーダーにはまだ何も話していないが、まさかダメとは言わないだろう。問題は、あの子たちが夏休みに登所するかどうかだな。来週月曜から夏休みに入るけれど、さて、どういう展開になることやら。わくわく。
絵は、只今休業中のホテル前から見た葛城山

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ホテル営業中は、左手の門の植え込みの前に若い女性従業員が手持ち無沙汰に立っていて、今日は暑いですねとか、寒いですねとか声をかけたものだが、今はその姿も見ない。
今日は淡彩を意識して、かなり絵の具を薄くした。手元の参考書には、鉛筆描きの後に「フィクサチーフ」というやつで画面が汚れないように定着せよ、とある。それを使えば鉛筆の線がくっきり残るらしい。今度、画材屋で探してみよう。
実際にはホテルの門の横に電柱が立っているのだが、描かなかった。写真ではしっかり写ってしまうものも絵だと省略できる。描くのに邪魔、と脳が判断して消した。描きたいものだけを描く、あるいは意識される対象物だけを見つめる。これが絵を描く良さだと思う。(あ)
写真だと、こんな景色。

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タイムラプスは、7月21日(木)5:02〜7:30の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:35〜19:12)3→3人。

2,470歩。