いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ソフトクリーム翳し箱根と伊豆の山

子どもたちが登所してくる前の教室で、女性陣スタッフが七夕飾り用の折り紙の続きを始めた。私は一人スタッフルームで、おやつのゴミを入れる紙袋を広告チラシで折る。
平常は午後12時半までに職場に入り、まず最初に、本館、本館に増設された第二教室、学童保育用として使用を許可されている校舎の空き教室、それとスタッフルームの4箇所の掃除を手分けして行う。そのあと束の間のティータイムとなる。それでそのティータイムのあたりで親からの欠席連絡が入るのだが、今日に限ってスタッフルームにいるのが私一人になったために、電話の欠席連絡を私が一手に引き受けるはめになってしまった。
スタッフルームの電話が鳴る。「はい、◯◯小学童保育◯◯です」と電話に出る。電話をかけてくる親御さんは、スタッフ全員が自分の子どものことを当然知っているという前提で話すのだが、電話を受ける私はまだ全員の子どもの名前を把握していない。早口で何年何組の誰それの母ですと言われて、その誰それが聞き取れず、「不慣れで申し訳ありません、もう一度お願いします」と言って二度同じことを言わせるありさま。ちっ、使えない奴という舌打ちが向こうから聞こえそうである。
ややあって二本目の電話が鳴る。これも私が出る。「◯年◯組の◯◯の母です、今日は学童をお休みします」と、今度ははっきり聞き取れた。知っている子どもの名前だったからである。ところが、最後に「お大事になさってください」と、つい口が滑ってしまった。その子がなぜ休みなのかも言っていないのに、こっちで勝手に病気にしてしまった。向こうはなんと思っただろう。こんな奴に子どもを預けられないと思ったに違いない。
何が苦手って、私にとって電話ほど苦手なものはない。だからこれまで、どうしてもという場合以外は、なるべく電話に出ないようにしてきた。電話は入浴中でもトイレにいてもかかってくるときはかかってくる。その相手の事情も考えない、一方的な強引さが私はたまらなく嫌なのである。メールという通信手段が登場して本当に助かったと思った。
そんな按配だから、こと電話に関して私は「使えない奴」なのである。でも、電話に出る出ないにかかわらず、全員の子どもの名前を早く覚え、親御さんの顔を早く覚え、◯◯さんお迎えですよと早く言えるようになりたいとは思っているのです。
写真は、昨日、丹那断層の帰りに寄った酪農王国「オラッチェ」。

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地図を見ると、ちょうど丹那トンネルの真上に位置する。施設内にはジャム・ケーキ・アイスクリーム・チーズ・ビールの工房がコの字型に設けられ、コの字の口の開いたところにアヒルの池が広がり、ふれあい動物の広場がある。
ここの地ビールは「風の谷のビール」という。試しにちょっと飲んでみたくなるようなネーミングで喉が鳴ったが、ぐっと堪えた。で、向かいのティールームでソフトクリームをいただく。350円。このソフトクリーム、「限定農家で生産された低温殺菌牛乳からつくられている」とのことで、昔の濃い牛乳をそのままアイスに練った感じで旨かった。(あ)

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タイムラプスは、5月11日(水)8:14〜9:57の伊豆長岡の空。雨のため室内から東側の韮山方面を撮影。手前左側の山の向こうに韮山反射炉がある。
あやめ湯(18:35〜19:17)5→3人。

1,884歩。