いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

幸せはそこに四つ葉のクローバー

昨日の土曜は13:00から18:30までの午後勤務だった。7:45から13:15までの午前勤務は「手作り」弁当を用意しなければならないが、午後勤務の場合は要らないのでその分少し気が楽。
土曜に放課後児童教室を利用する子どもは全部で15人前後。この子たちをスタッフが午前3人、午後3人に分けて面倒を見る。そして午前の人と午後の人が重なる13:00〜13:15の15分間で情報交換をする。
私の土曜勤務は午前午後を合わせ昨日で4回目だが、教室に来る子どもの顔ぶれは大体同じだから、その子たちの名前はすぐに覚えてしまった。この中に兄弟(妹)が3組いる。そのうちの親の迎えが最後になった兄妹から、昨日の帰り際に四つ葉のクローバーをもらった。
教室の玄関前に一坪くらいの広さでクローバーが生えているところがある。ここには四つ葉のクローバーが多く生えているらしい。先月、小学1年の男の子が「見つけたよ」と言って、小さな掌の上で四つ葉のクローバーを私に見せてくれたことがあった。「ほんとだ、どこで見つけた?」と言ったら「あそこ」と言ってその玄関前の場所を指さした。
そういえば、かつて夏の呑兵衛旅行で花巻の宮沢賢治記念館を訪ねたときに、案内してくれた人がクローバーがびっしり生えている庭で、ここには四つ葉どころか、五つ葉、六つ葉、七つ葉、八つ葉もあるんですよと言っていたっけ。葉を多くつける品種があるらしく、ここではあえてそういうクローバーを植えているとのことだった。
でも、教室の玄関前のクローバーは、多葉の品種をあえて植えたとも思えない。どう見ても自然に生えた野生のものだ。
迎えに来た母親がスタッフのリーダーと何やら話をし出すと、兄妹はしゃがんで四つ葉のクローバー探しを始めた。お母さんは話し好きで、話し出したら止まらない人らしい。6時半近くになってようやく話し終わった母親が帰るよと促しても二人はなかなか立ち上がらない。薄暗がりの中で懸命に四つ葉のクローバーを探している。再三の母親の促しでようやく妹が立ち上がり、玄関に立っていた私に近寄って「はい、あげる」と言って私にくれたのがこの四つ葉のクローバーだった。
「ありがとね、見つけた四つ葉のクローバーを人にあげると、もらった人は幸せになるよ、そしてその幸せは大きく膨らんできっとまたあなたに戻ってくるよ」と、こんな歯の浮くようなセリフを私が言うわけがない。親子の後ろ姿を見送りながら、やれやれやっと帰ってくれたわいと門を閉める、のである。

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それで今日、しおれかけた葉を透明の荷造りテープに挟んで栞にしてみました。栞の下に敷いてあるのは今月のシフト表。私のは下から二段目のやつです。週4日が嘘みたいにシフトがびしっと組まれているでしょ?(あ)
タイムラプスは、5月8日(日)7:27〜9:25の伊豆長岡の空。
あやめ湯(17:49〜18:40)3→2人。

1,676歩。