いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

燻製の裂かるる腹も春うらら

あやめ湯(18:15~18:587→4人。

マイ桶氏、米朝氏、ワカメ先生と、久々の勢揃い。4月からは午後6時半までの仕事になるから、この愉快なメンバーとはちょうど入れ違いの格好になる。仕事場からあやめ湯まで歩いて5分の近さとはいえ、6時半きっかりに、ではお疲れさんというわけにもいくまい。どうしたって湯に浸かるのは7近くになってしまう。寂しいけれどしかたがないな。

タイムラプス(17:01~18:00

写真は、大仁商店街の大衆食堂「竹」の店内。いつか入ろうと思って入れないでいた、ここはモクズガニ料理を食べさせてくれる店です。大衆食堂というよりも、すっかり居酒屋ですね。居酒屋がついでにランチも出しているといった感じ。最近はこの手の店が多いようです。

入ってすぐ右にカウンターがあって、左にボトル棚、その奥が座敷になっている。このボトル棚がすごい。焼酎のボトルが三段にびっしり並んでいて、しかも前列、中列、後列と三層になっている。一段に30本として、ざっと200本はあろうか。首からぶら下げたラベルには「中伊豆」「湯ヶ島」の名が見え、その辺りからも飲みに来る客が多いと知れる。というか、大仁駅の目の前に東芝の工場があって、そこの従業員さんが仕事帰りに一杯飲むという、そういう店のようである。

それにしても、どうですかこの見事な鮭の燻製。村上(新潟県)の鮭で、吊して10年だと言う。もうこれを見ているだけで酒が進みますよね。外から見てどこか怪しさ漂う店だったけど、いざ入ってみれば私好みの雰囲気で、これは月に二度くらいなら一二三荘の湯の帰りに寄ってもいいぞ。

それで、肝心のモクズガニだが、今の時期はやっていないとあっさり言われる。狩野川のカニ漁は11月で禁漁になるので(料理として)お出しできるのはせいぜい1月までとのこと。う~残念。やむなく「今日のおすすめ定食」を注文する。定食はカジキの串揚げをメインに、山菜おひたし、煮物、お新香、シジミ汁と揃って900円。これは旨かった。いつもの昼食より気持ちリッチだったけど、修善寺のお勤め一年の最後の日だもの、ささやかな自分へのご褒美ということでいいでしょう。

客は私一人。「お店は長嶋の頃からやってらっしゃるんですか?」と訊いたら、今年で40年になると言う。長嶋が選手を引退したのは1974年だから、店を構えたのは長嶋引退の2年後ということになるか。長嶋が自主トレで大仁に来ていたときはまだ店はなかったんだね。ご主人は「腰痛持ちで立ち仕事がつらいから、私もそろそろ引退を考えてるよ」と言っていたけど、そんなこと言わないでもうしばらくやっててくださいよ、これからも食事(呑み)に行くからさ。(あ)

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21,162歩。