いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

寒食や南洲無念いかばかり

昨日、あやめ湯で米朝氏に臼の話をした。餅搗きの臼である。臼については正月からずっとヤフオクで追っかけていて、意外に需要が多いことに驚いているところだった。それ相応に使える臼の出品が少なく、出品されると入札がたちまち群がるといった様相を繰り返している。

それで昨日、米朝氏にそれとなく訊いてみた。「臼を探しているんだけど、古いお家かどこかに使わなくなった臼とか眠ってないですかね」「何に使うだ」「孫に餅搗きをやらせようと思って」「そうか、訊いといてやるよ」

そして今日、昨日とほぼ同じ時間にあやめ湯にやって来た米朝氏が、なんと、臼が見つかって自分の家に運んであると言うではないか。これにはぶったまげた。昨日の今日ですよ! 電光石火、敏活敏速。話しかけてはみたものの、まさかの展開にびっくり仰天です。米朝氏、すごい、すごすぎる。

「欅の臼で、ちょっとひびが入ってるけんど使えるら、ただ杵がねえだよ」。いいんです、いいんです、杵は何とかなりますから(田京のホームセンターにあるのを知っている)。うわ〜嬉しいな、ありがとうございます。近いうちに、そう、金曜の午前に大場の病院に行くので、その帰りにご自宅(函南にある)まで見に行きます。

というわけで、話がとんとんとあり得ない早さで進み、今週の金曜にご自宅へ伺うことになった。あやめ湯での裸の付き合いから、まさかこういう展開になろうとは夢にも思いませんでした。ただ、問題はどうやって運んで来るかということ。この際、軽トラをもっている米朝氏に頼んじゃおうか。いや、いくら何でもそこまで頼むわけにはいかないな。図々しさにもほどがある。でも頼んじゃおっ。

あやめ湯(17:56〜19:31)6→4人。

タイムラプス(16:33〜17:43)

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写真は、西郷隆盛とされる肖像画の模写。何だか西郷隆盛に扮した藤岡弘に見えなくもない。人物画は目が難しい。今回も目を描くだけで30分くらいかかったが、どうしても似せることができなかった。

この西郷隆盛の肖像画は教科書にも載っている見慣れたものだが、実は本物の西郷隆盛ではないというのが定説になっている。世に知られる西郷隆盛の顔は、上半分を弟の西郷従道の写真、下半分を従弟の大山巌の写真を見て、その二つを合成して西洋人画家が描いたものらしい。西郷隆盛がどんな顔の人だったのか、それは未だに謎に包まれたままなのです。(あ)

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