いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ジェット機のつんざく空睨む案山子

写真は、藤沢の自宅マンション上空を飛ぶジェット機辻堂駅から歩いて帰る途中、今日はやけにジェット機が飛んでるな、さては横須賀港に米軍の空母が入港しているなと思いながら、乳白色の空に爆音を轟かして飛び去るジェット機をカメラに収めた。

帰宅してネットに当たったら、今月2日に横須賀に入港した米軍の原子力空母ロナルド・レーガン(RR)が昨日15日(木)に横須賀から作戦航海に出たと毎日新聞神奈川地方版にあった。RRといえば、東日本大震災後に「トモダチ作戦」のために東北沖に7隻の艦船とともに出動した空母として知られる。全長333mというから東京タワーの全高と同じだ。あの悲運の軍艦、戦艦大和にしたって全長が263mだから、それよりもさらに70mも長い。搭乗員が5000人超(うち女性が3分の1)というから、まさに海に浮かぶ街である。

その大きさをこの目で確かめてみたいと思う人が相当数いることを、今週今週12日(月)に横須賀基地で行われたRRの一般公開を取材した記事で知った。12日にそんなイベントがあったことも今日知った。一般公開は10時からということになっていたが、開門前に既に2kmの列ができていたという。中には列に並んだのに入場できなかった人も多くいたらしい。主催者発表の見学者は1万5500人。それにしてももの凄い人気です。この人気ぶりをどう捉えていいものか、何とも複雑な心境です。

同新聞によるとRRは17日に韓国・釜山港に入港し、釜山沖の日本海で合同演習を行う予定だという。さらに、この後、厚木基地所属のFA18スーパーホーネットなどを搭載するとみられる、とある。ということは、今日、マンション上空を横切ったジェット機釜山港へ航行移動中のRRから飛んできたものであり、それと入れ替わりに明日あたり、厚木基地から合同演習に参加するFA18が飛んでいくのであるか。

藤沢の自宅マンションがある地区は厚木基地を行き来するジェット機の通り道である。それで今年になって、希望するマンション世帯に防音工事を施すことになった。遅きに失した感は否めないが、国の環境整備法により助成金が出るというので、この先このマンションをどうするか分からないが、手放すにしろ賃貸にするにしろ、とりあえず防音工事をしておくことにした。工事は来春から始まり、窓を二重サッシにし、玄関ドアを重厚なものに替え、クーラーも全て付け替えるという。至れり尽くせりのようであるが、私にはどうも不健康な気がして仕方がない。とっとと伊豆の家に逃げたいというのが正直な気持ちである。今はあの隙間だらけの、まさに吹けば飛ぶようなぼろ家で運命の日を迎えたいと思っている。(あ)

7,943歩。

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