いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

無惨やな梅雨の障子の刀傷

朝3時に起きる。布団の上に胡座をかきながらブログを書いていたら、4時近くになって孫娘が目を覚ました。孫娘は昨日こしらえた二階の基地の布団で寝ていた。上のお兄ちゃんはいつの間にか寝場所を下の六畳に移していた。孫たちが起きてくる前にブログを書き終えようとの目論見ははずれ、4時から孫の世話をすることになる。孫娘の早起きは知っていた。しかし朝4時はいくら何でも早すぎでしょう。まだ外は暗いからもう少し寝てなさいと言ったって聞きやしない。私がiPhoneを閉じて寝たふりをすると、そこへドロッブキックが飛んできた。どうしようもないおてんば娘である。そのうち二階のどたばたを聞きつけたお兄ちゃんが階下から参戦してきた。かくして小鳥の啼き声とともに穏やかに迎えるはずの伊豆の朝は、ちびっ子ギャングの狼藉によってかき消されてしまっのである。

伊豆は朝から雨。孫たちが楽しみにしていたブランコ公園までの散歩もお流れとなる。その代わり温泉に連れて行ってやるとつい言ってしまった。小さい子が温泉なんて喜ぶはずもなかろうと思ったら喜んだ。どうせ雨で家にずっといるよりはましだ程度の思いだろう。さて、どこにしようか、サンバレーは前回行ったしなあと考えて、南山荘を第一候補に挙げてみた。しかし、あそこは岩風呂で風情はあるが狭い。湯舟に入るには二人がせいぜい。貸切ならいいが、そこへ岩登る孫二人を放したらどういうことになるかは火を見るより明らか。やめた、やめた、南山荘はやめた。では、あやめ湯は? 南浴場は? 湯らっくすは? う〜ん、大人でも熱くて入れないという人がいるくらいの湯に小さい子が入れるとも思えない。いっそ湯ヶ島の河鹿の湯まで足を延ばすかとカミさんの顔色をうかがったら、帰りは雨の箱根越えを控えているのにとんでもないといったふう。で、なんだかんだで結局サンバレーに落ち着いた。

帰り仕度を整えて温泉に向かう際、忘れ物がないかと二階の部屋をチェックしたら、やられた、百円ショップで買ってやった玩具の刀で、障子が無惨に切り刻まれていた。やられたのはこれで何度目だろう。最初は腹も立ったが最近は慣れた。慣れたが、でもやっぱり腹がたつ。今回はこれをそのまま残して次回来たときに障子紙を張り替えさせることにした。

カミさんが温泉饅頭を土産に買いたいというので柳月本店に立ち寄る。通りは昨日からのあやめ祭の関係で多くの屋台が出ていた。もしかしたらイベントのときだけに販売される各店の饅頭を詰め合わせたセットが買えるのではと期待したが、それはイベント会場でしか売っていないとのことだった。残念。

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サンバレーの湯で孫たちは30分持った。前回はカラスの行水であっという間に風呂場から出てしまったが、今回はいろんな湯舟を楽しんでいた。露天風呂の岩にも登らなかった。よし偉いぞ。もう少し偉くなったら南山荘にも連れていってやる。(あ)

2,886歩。