いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ハイテクの蕎麦

勤務日。先日の健康診断の結果を受け取る。イエローカードが同封されており、再検査が2項目、精密検査が1項目あった。まあ、この歳になれば、どこかしらがたがきているのは想定内だが、今回は眼底にちょっと気になる結果が出たので、病院で診てもらうことにした。

今週は通院がないので、二宮駅経由で辻堂に出る。たまにはテラスモール内の店で食事を摂ろうと思って3階のフロアに上った。3階には潮風キッチンと呼ばれるエリアがあって、湘南地域に店舗を持つ有名店がブースを構え、共有スペースのテーブルに持ち込んで飲食するようになっている。時計は午後2時近くなのに、しかも平日にも拘らず、随分の人出だ。どの店も注文の行列をなしている。実は、地元に住んでいながら、ここで食事をするのは初めてである。特に食いたい料理もなかったので、一番短い列に並んだ。それが鎌倉の老舗の蕎麦屋。とろろわかめ蕎麦、780円。代金を払ったら、ポケットベルのようなものを渡された。料理が出来たら、それを鳴らして知らせるのだという。10分待っても鳴らなかったらお声かけください、とのこと。こちらは時間がそれほどかからずに出来てくるものと思っていたが、そうでもないらしい。仕方ないので、ベルがなるまで、同じフロアにある「ユザワヤ」で時間を潰すことにした。ビーズコーナーを眺めながら、ビーズを針金細工と組み合わせたら面白いかもしれないと思い、1袋98円のビーズを5袋買った。蕎麦を注文してから、かれこれ10分ほど経っているのにまだベルは鳴らない。いくら何でも遅すぎると思って店に戻り出したら、そこでようやくベルが鳴った。そうしたら、注文した蕎麦はとっくに出来上がっていて、なかなか受け取りに来ないから処分してしまったという。今直ぐ作り直しますので暫くお待ちくださいと、そこでまた待たされる。すると、今度は1分ほどで出来上がってきた。ハイテク機器に頼るからこんなことになる。食堂は、やはり昔ながらの、ヘイお待ちどうっていうやりかたに限る。こんなんじゃ美味い蕎麦も美味くなくなっちまう。もう二度と行かない。ハイテクのテラス昔の蕎麦を食む(あ)

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