いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

キャリーケース壊れる

昼、職場の写真撮影があると言われ、指定された玄関前広場へ降りていった。係りの人が炎天下の中で椅子をセッティングしていて、その方はとても几帳面な方らしく、頻りに椅子の配置を直していた。私は木陰で写真屋さんを待つ。ところが、写真屋さんはなかなか現れない。放送をかけてもらったが、一向に現れない。昼休みの時間が徒らに過ぎていく。そのうち、昼食を摂らなければいけない、午後の準備をしなければいけないとの声が上がり、係りの人は已むなく撮影中止宣言。それでも誰一人として不平不満を漏らす人はいない。みんな黙々と持ち場に戻っていく。凄いなあ。みんな人間ができているなあ。

空振りの写真撮影に時間を取られ、結局、二宮行きのバスに乗れなかった。仕方がない、秦野行きのバスに乗ろうかと、キャリーケースをゴロゴロ引きずってバス停に向かう。すると、裏門の手前で停車しているバスの頭が見えた。急いで乗ろうとしたが間に合わず、バスは目の前を涼し気に通過。こんな時は、キャリーケースがずしりと重く感じるもの。で、今日は古典文学体系を10冊ばかり詰め込んであったので、実際に重かったわけです。次のバスを待とうかと思ったが、歩いた方が早いと踏んで駅まで歩くことにした。炎天を10分ほど歩いたところでバスに抜かれた。やはり待てばよかった。

乗り換えの小田原駅でエスカレーターに乗ろうとしたら、キャリーケースの取っ手がスポンと外れた。なんてこった。これまでの酷使が祟って、留め具のピンが千切れてしまったのだ。引いてもダメなら押してみな、てなわけで、その後は立花の家に着くまで、ラインカーでグランドに線を引くような格好で荷物を運んだことでした。人生に確かな線を引いてゐる(あ)

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