いや驚いた。
コミック誌今号に掲載された、期待の新鋭漫画家のことである。上手い。上手すぎる。これが新人の漫画家だなんて、とても思えない。
前号にも違う題材で載った。二作を読むにつけ、すごい新人が現れたものだと思う。
でも、一方で思う。
今はコミック誌として書店に並ぶ作品も、町から本屋が消え、早晩スマホで縦スクロールする仕様になるのだろう。中高生が手に手にスマホを持って、休憩時間のトイレで隠し読みするようになるのだろう。
そうなると、絵の巧みさもさることながら、ストーリー展開の巧みさも求められることになる。
新人漫画家には、そういった将来の展望が見えているんだろうか。老婆心ながらそのことが少しく気になった。
絵は上手けりゃいいって問題ではない。
【きょうの一枚】武者絵下描き。
ディジタル画を始めた頃、「昭和の風景」コーナーで津軽凧絵の下絵ばかり描いていた時期があった。
あれから時が経って、描くタッチがずいぶん粗くなってきたような気がする。
でも、いいんだ。それによって、自分はどんな絵が好きなのかというもやもやが、少しくっきり見えてきたような気がするから。
私は、勇ましくも優雅な津軽凧の絵が好きなんだ。そして、それをディジタル画で再現したいと思ってるんだ。
【書】中納言行平ちゅうなごんゆきひら(No.1,777)
「たち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む」(意:お別れして、因幡の国へ行く私ですが、因幡の稲羽山に生えている松のように、私の帰りを待つと聞いたなら、すぐに戻ってまいりましょう)
中納言行平は在原行平のこと。平城(へいぜい)天皇の皇子・阿保親王の子で、業平の異母兄。文徳天皇の御代に過失をおかして一時須磨に流された。
作家・内田百閒著『ノラや』に、いなくなった愛猫ノラが戻ってくるよう、このおまじないをするシーンがある。
【ディジタル画】『倫敦塔』その51(No.1,217)
仁王像をディジタルで描いてみた。
使ったのはConcepts6.0の「水彩B3」というブラシ。これだと粗い鉛筆下描きのような効果が出る。
「水彩B4」というブラシもある。数字だけ見ると似たような効果を期待するが、こっちは間違えて落としたペンキを慌ててティッシュで拭いたような絵になる。効果のほどが明らかに違う。でもこれは、好き嫌いの問題だな。
今や『倫敦塔』からすっかり離れて、毎日こんなことばかりして遊んでいる。
【昭和の風景】墨画(No.497)
絵手紙。「グランドゴルフは 高齢者のスポーツと思いきや どうやらそうでもないらしい」。
きょう、グランドゴルフの練習があった。先週金曜の大会は講習会が重なって出場できなかった。それで、今日の練習には是が非でも参加したかった。
未明の雨で、こりゃ中止かと思ったが、坂下のグラウンドは水はけがよく、行ったら雨水溜りが一箇所もなかった。
グラウンドはほどよく湿り気を含み、コンディションとしては悪くはなかった。が、ホールインワンを量産するほどまでには回復せず。ホールインワンどころか、またしてもステッキを振る回数を増やして失笑を買った。
グランドゴルフは高齢者の方のスポーツだとばかり思っていたが、どうやらそうでもないらしい。老若男女わいわい楽しくできるスポーツだ。
あれだけゴルフをテレビ中継するのに、グランドゴルフは中継しない。第一、花がない。
グランドゴルフは高齢者のスポーツという認識が根強くあって、それが印象を悪くしているのだと思う。そんなことないんだけどなあ。やってみな、楽しいから。
【タイムラプス】令和6年5月20日(月)6:50〜9:27の韮山方面の雨空。39秒。
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