いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

濛濛と気もそぞろなり七変化(あ)

 床を離れてから床に就くまでの時間が、どんどん短くなってきているような気がする。

 それだけ年を取ったということだな。

 法則に則って、この世を去る日がすぐそこまで来ていることはひしと感じるが、だからと言って誰もそのことを口にしない。

 それに触れるのは禁忌なのだ。でも、みんな知っている。ただ口にしないだけだ。

 ここへ来て著名人がばたばたとこの世を去っている。みな90を超えるご高齢の方ばかりだ。90を過ぎればめでたく天寿をまっとうしたと言えるが、作家の佐藤愛子氏は「何がめでたい」と吠える。佐藤愛子氏にはまだまだやりたいことが山とあるんだろうな。

 私にだってまだまだやりたいことが山とある。

 でも若い頃、70を過ぎた人生が想像つかなかったように、70を過ぎた今、90から先の人生がどんな人生か想像できない。

 想像できなくたっていい。かえってそのほうが面白い。

 今やっていることが、この先どう役に立つかなんてこれっぽっちも考えない。

 やることが楽しけりゃそれでいい。

 ただ一つ言えることは、何をやってもそれが「死」と常に隣り合わせだということ。

 むかしは明日があると信じていたが、いまは明日はないかもしれないと思うようになった。

 

【きょうの一枚】庭の紫陽花。

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 紫陽花は庭の二ヶ所に咲く。

 こっちは比較的日当たりのいい場所に咲くが、もう一つはあまり日当たりがいいとは思えない場所に咲く。でも、時期が来ると見事に七変化する。自然の力って、すごいな。

 ともかく、これで今年も梅雨入りの準備が出来た。

 

【書】光孝天皇こうこうてんのう(No.1,776)

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 「君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ」(意:あなたに差し上げるため春の野に出かけて若菜を摘んでいる私の袖に雪がしきりに降りかかる)

 光孝天皇は、仁明(にんみょう)天皇の第三の皇子。即位前は時康(ときやす) 親王。陽成天皇後、藤原基経(もとつね)に擁立されて即位したが、政治判断はすべて基経にまかせていた。

 

【ディジタル画】『倫敦塔』その50(No.1,216)

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 流れるような黒髪をディジタルで表現してみました。

 

【昭和の風景】墨画(No.496)

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 絵手紙。「時鳥(ホトトギス)のヒナは ウグイスにエサを運んでもらうんだと」。

 いわゆる「托卵」というやつです。

 ウグイスは巣で餌を待っているのがホトトギスだということを知ってるんだろうか。ホトトギスは餌を運んでくるのがウグイスだってことを知ってるんだろうか。第一、そんなことをしてウグイス君はくたびれ損だと思わないんだろうか。

 この時期、ウグイスの鳴き声を追いかけるようにして鳴くホトトギスの声を聞きながら、森の中の不思議を想像している。 

 

【タイムラプス】令和6年5月19日(日)5:51〜7:27の伊豆長岡の空。23秒。

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