いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

実万両その下にとび石のあり(あ)

 最近庭いじりが楽しい。
 これまでは枯れ葉がどこからか飛んできても知らぬ存ぜぬふりをしていたが、最近はそんな枯れ葉を拾ってゴミ袋へ捨てるようになった。
 ゴミ袋は市指定の45Lのやつをホームセンターで買ってきて、それに枯れ葉をせっせと捨てている。これが不思議なことにすぐに一杯になる。なんでだろう、そんなに大量に拾っている気はないのだが。もしかしたら気づかないうちにたくさん拾っているのかもしれない。
 木枯らしが吹いてアスファルト道路の上をかさこそ音を立てて這っていくのは桜の古木から舞い落ちた枯れ葉。それを追いかけて拾うだけでもう汗だく。よく追いかけてまで拾う気になるよな。足腰ヨボヨボの爺でも風のなんとか、よ。
 ちょっと前まではそんなことにまるで頓着しなかったが、先日思い切って庭の植込を整頓したら、風に吹かれる落ち葉を追いかけるようになるから不思議だ。
 新たな発見もあった。手向山の枯れ枝は日陰になると量産されることが判った。奥へ手を差し伸べると、面白いようにポキポキ折れる。これ全て枯れ枝。
 また、葉がついていないのに折れないのはどうしてだろうと思って枝の先を見ると、実は枝の先に小さな新しい芽ができていたりする。日陰だったところにも剪定したことで日が届くようになり、枯れていた枝も元気を取り戻したのだろう。
 人が手を加えることによって植物の成長を助けているんだ。人間と植物の共生だ。


【今日の一枚】マンリョウ(万両)の実。

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 葉の下に実をつけるのが万両で、歯の上に実をつけるのが千両。どちらも縁起物として正月飾りに珍重される。
 うちの庭の万両は至るところに生え出てきて、この前伐った植え込みのはざまにもお邪魔虫のようにしてあったが、他にもたくさんあるからと思って惜しみなくちょん切った。
 こいつはちょん切られずに生き残ったやつ。アオキの前に生え出ている。
 この実を見ると北原白秋を思い出す。
 ♪赤い鳥小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた♪


【書】「逃世」トウセイ(No.1,250)

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 「俗世間からのがれる。隠居して世間と交わらない。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「逃」は、辶と兆(チョウ。トウは変化した音。両方にはなれる意)とで、はなれ去る意、ひいて「にげる」意を表す。
 「世」は、もと、十を三つ合わせて、三十の意を表し、卅(三十)に同じ。その端を横に引きのばして、三十年、つまり人の一世代の意。転じて、世の中の意に用いる。


【ディジタル画】『それから』 七の二(No.690)

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 いよいよ三千代のことが語られる。
 代助が三千代と知り合いになったのは、代助がまだ学生の頃であった。
 「其頃、代助の学友に菅沼と云ふのがあつて、代助とも平岡とも、親しく附合つてゐた。三千代は其妹である」。
 格子窓ガラス越しに、室の内にいる女の和服姿を描いたが、う〜ん、難しい。
 背景にちょっと赤みを混ぜてみた。そうしたらずいぶん画の印象が違ってきた。画って不思議で面白い。


【タイムラプス】11月19日(土)6:35〜9:00の伊豆長岡の空。36秒。

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【新型コロナ】11/19(土)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→90,540(前週同曜日比 +10,553)
累計感染者数→23,719,389
死亡者数→48,303(前日比 +117)
<静岡県>
新規感染者数→1,924(前週同曜日比 +139)