伐採の株柔らかき小春かな（あ）

【今日の一枚】日向水木を伐採した後の庭。

f:id:jijiro:20221108095940j:image
　日向水木(ひゅうがみずき)と一緒に葡萄も杜鵑 (さつき)も伐採した。
　これまでジャングル化まっしぐらだった我が庭も、これで少しは風通しがよくなろうというものだ。
　せっかくフリーな空間ができたので、気を良くしてハンモックを吊るしてみた。ハンモックは、前は物置小屋の前にあったが、それをこっちに移動させた。支えに巻いたロープが柿の幹に食い込んで、なんとかしなくちゃと思っていたところだったので、移動はちょうどいいタイミングだった。
　ここなら生ゴミを捨てに行く時も邪魔にならないし、外コンセントが近いから何かと便利だ。なんならガーデンテーブルでも置いて、トーストにコーヒーなんて、おしゃれな朝食も楽しめる。
　もともとここにはバーゴラを作るつもりでいた。で、バーゴラを作るときは日向水木をどかそうと思っていた。だからいいんだ日向水木がなくなっても。ものは考えようで、最初からなかったと思えばいいだけのことだ。

【書】「祖武」そぶ（No.1,238）

f:id:jijiro:20221108095920j:image
　「祖先がのこした功績や事業。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「祖」は、示(かみ)と、音を表す且(しょ。「そ」は変化した音。さきの意→昔)とで、先祖の意を表す。
　「武」は、歩む意の止と戈(ほこ)とで、武器を持って行進する意、ひいて、武力の意を表す。

【ディジタル画】『それから』五の三（No.678）

f:id:jijiro:20221108095438j:image
　ある日、代助は麻布のある家へ園遊会に呼ばれて行った。
　その客の中に、日本服を着た、髪の毛を島田に結った令嬢がいた。
　島田の髪型は未婚女性の髪型の一種で、単に島田と言ってもいろいろある。
　しめつけ島田、大島田、中島田、投島田、低島田、高島田などなど。島田の由来は、一説によると、東海道島田宿の遊女の髪型から広まったという。＜島田髷とは - コトバンク＞
　島田由来の真偽のほどは判らないが、結婚式で花嫁が結う髪型といえば、あああれかと思い出す。うちのカミさんも結婚式のときは島田を結っていた。
　♪あなたのリードで島田も揺れるチークダンスのなやましさ♪　の島田ですね。この「芸者ワルツ」を歌っていたのは神楽坂はん子さん。作詞は西条八十さん。
　この画を描いているときにずっと♪あなたのリード♪が頭の中を流れていた。「王将」「青い山脈」も確か西条八十さんの作詞でしたね。
　今回は「Concepts6」の「水彩E1」というブラシを使った。これは描きやすいし塗りやすい。産毛を描いていて、Conceptsってこんな繊細なところまで描けるんだと思ってびっくりした。