いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

珈琲の香に誘はれて柿紅葉(あ)

 6畳和室濡れ縁の目の前に日向水木が植わってある。その隣に杜鵑(さつき)がある。その二つに挟まれるようにしてナイアガラ(白葡萄)が枝を伸ばしている。これらを根こそぎ伐ろうと思っている。濡れ縁に腰掛け、淹れたてのコーヒーを飲みながら、そんなことを思った。
 「小人閑居して不善をなす」。
 暇人は時間を持て余すとろくなことを考えない。でも、ろくでなくても考えてみればここに住んで10年になる。10年か。10年というのは一つの節目だな。その節目に庭の模様替えをするのも悪くない。
 杜鵑は近所の庭の至るところに植わってあるが、日向水木はなかなかない。ナイアガラは実がなっても孫が見向きもしなくなった。だからいざとなれば伐るのは惜しくない。今年の実も手をつけないまま腐らしてしまった。
 問題は日向水木。これは近所にない。ないから、伐らないで残しておきたい気持ちもある。でも、まあいいか。これまでさんざん目を楽しませてくれたもんね。
 庭の奥にあった柚子をなくしたのは残念だったけど、日向水木なら実がならないからいいや。伐っちゃうべ。


【今日の一枚】柿紅葉。

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 きのうの昼、濡れ縁でまったりコーヒーを飲んでいたら、ひらひら柿紅葉が庭に落ちてきた。それを拾って濡れ縁に並べ、コーヒーカップと記念写真。
 柿紅葉とはよく言ったもので、こういうところに季節の移ろいを感じ取る日本人の感性をしみじみ思う。
 柿紅葉は落ち葉だけど、儚さはさほど感じない。紅が鮮やかすぎるからだろうか。葉肉がゴツいからだろうか。大ぶりだからだろうか。
 でもまあ、過ぎゆく晩秋のひとときを、こうしてあったかい一杯のコーヒーを飲みながらやり過ごす。いいねえ、日本人に生まれてほんとよかった。


【書】「隻句」せっく(No.1,237)

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 「一つの文句。短いことば。わずかなことば。<片言隻句>」(『旺文社漢字典』第2版)
 「隻」は、手(又)に一羽の隹(鳥)をもっているさまで、ひいて「ひとつ」の意を表す。
 「句」は、口と鉤型でくぎる意とで、ことばをくぎる、一くぎりのことばの意を表す。また、まがる意にも用いる。勾(こう。かぎ・ひっかける意)はもと句の変化した字形だが、日本では句(文句・章句)と区別する。


【ディジタル画】『それから』 五の二(No.677)

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 「代助は、何事によらず一度気にかゝり出すと、何処迄も気にかゝる男である」。
 こだわりが強い男なんですね。
 ここにジェームスという人の名が出てくる。全集注解には「アメリカの心理学者、哲学者。機能主義心理学、プラグマティズムの創始者の一人」とある。漱石は、この人の影響をずいぶん受けているようだ。
 「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」。
 これは松井秀喜選手の座右の銘とのことだが、もとはといえばジェームスの言葉らしい。ゴジラ松井選手もジェームスの影響を受けていたんだ。
 今回は、Conceptsの「水彩 C3」というブラシを使ってみた。ザラザラした感じが鉛筆画に似てる。
 この度、Conceptsが「6」にバージョンアップして、使い勝手が相当変わった。購入したブラシをまだ使い切れていないうちに本体がバージョンアップしたので、ちょっと戸惑っています。でも、戸惑いながらも楽しんでます。


【タイムラプス】11月6日(日)6:26〜9:12の伊豆長岡の空。20秒。

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【新型コロナ】11/6(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→65,916(前週同曜日比 +25,515)
累計感染者数→22,701,666
死亡者数→47,079(前日比 +37)
<静岡県>
新規感染者数→1,053(前週同曜日比 +267)