いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

沢蟹の肌柔らかし水清し(あ)

 水を汲み終えてから、三島大場の病院で定期検診。
 結果は、前回に比べてHbA1c値が0.9ポイントも上がった。まずい。
 で、心配した主治医が、薬を変えた。これまで処方していた薬のうち、一種類の薬だけ倍の量に増えた。
 サンプルが主治医の机に置かれてあった。見ると、さすが量が倍に増えただけあって、粒も倍でかい。まん丸い今川焼がベロンと楕円形に伸びたような格好だ。
 最初、これまでと同じ薬を2錠飲むことにしようかと話がまとまりかけたが、2錠分の薬を一気に飲めるならそれに越したことはないと思い直して、でかいのを処方してもらった。曲がりなりにも飲み薬として作られたのだから、いくら倍でかいからといって飲めないこともあるまい。
 孫と別々に暮らすようになってから食生活も変わった。というか、一人暮らしの昔に戻った。下の孫娘は辛い料理が苦手だったが、麻婆豆腐も甘口から辛口になり、箸をつけなかったマヨネーズも復活した。
 野菜をあまり摂らなくなった。昔は大根を買ってきて、それをすりおろして縮緬雑魚と一緒に晩酌の一皿にしていたが、それもしなくなった。大根、高いもんね。
 来月からは日常生活に必要な何もかもが値上がりするという。となると、生きていくための費用を切り詰めないといけないな。生活スタイルを元に戻さないと。でも、酒の量が減るわけでもないから、まあ良しとするか。


【今日の一枚】サワガニ。

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 湯ヶ島まで水を汲みに行ったら、水汲み場でこいつがごそごそ動いていた。
 サワガニは淡水に生息する蟹で、海を必要としない。民話「さるかに合戦」に出てくるカニのモデルとされる。

 そうか、お前も湧き水に飢えているのか。


【書】「恭順」きょうじゅん(No.1,200)

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 「つつしみ深く、すなお。つつしみ従う。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「恭」は、〓(共+心の組み合わせ)が本字。心と、音を表す共(きょう。目上に対してつつしむ意→拱)とで、うやうやしくする。「うやうやしい」意を表す。
 「順」は、頁(顔)と、音を表す川(せん。「しゅん」は変化した音。したがう意→循)とで、顔つきが穏やかですなおな意、ひいて「したがう」意を表す。


【ディジタル画】『坑夫』 82(No.640)

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 「自分」は自力で坑の外へ出ようとするが、なかなか出られない。
 「愈(いよいよ)出られないのかと、少しく途方に暮れてゐる鼻の先で、かあんかあんと鳴り出した」。小さな作事場があったのである。
 「幸ひ俵がある。此の上へ尻を卸せば、持つて来いの腰掛になる。自分はどさつとアテシコを俵の上に落した。……」
 せっかく苦労して鑿で掘った鉱の上にどさっと腰を降ろされたからたまらない。
 鑿を手にした坑夫に「何を為やがるんでい」と罵声を浴びせられてしまった。
 坑夫にも、知らなかったじゃ済まされない掟というものがあるんだなあ。


【タイムラプス】9月30日(金)6:10〜8:05の伊豆長岡の空。28秒。

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【新型コロナ】9/30(金)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→35,975(前週同曜日比 −27,887)
累計感染者数→21,293,284
死亡者数→44,912(前日比 +100)
<静岡県>
新規感染者数→617(前週同曜日比 −1,047)