いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鍋独りシメは隣の貰物(あ)

 庭の草むしりをしようと思ったら、雨がパラパラ落ちてきた。せっかくあげた重い腰に水をさす雨である。
 こういうときは、そそくさと家に引っ込んで文芸誌を繙(ひもと)く。雨じゃ無理して草をむしることもない。「晴耕雨読」を気取るほどでもないが、草むしりなんて晴れたらやれば済むことだ。
 かくして我が庭は、身重のカマキリがのそのそ歩いたり、ムカデが草むらに潜ったり、木槿の花が敷石にへばりついたり、クマンバチがぶんぶん飛び回ったり、いつまでたっても人の手の入らない野放図の庭となる。
 月に読む文芸誌は、今のところ『オール讀物』一冊と決めている。『オール讀物』は、ともかく編むジャンルが広い。時代小説もあれば警察小説(そんなジャンルがあったんだ)もある。ひと月では読みきれないほどボリューム満点。しかも、それらを読んでもまったく人生の足しにならないというあっさり感がいい。
 それに文芸誌には挿絵がある。文章もさることながら、この挿絵がとても勉強になる。細かく作品を読みこなしていないとこういうのは描けないなという挿絵ばかりだ。
 また、今はカナダに語学留学に行っている光浦靖子さんもエッセイを寄せている。日本で人気絶頂だった東外大出のコメディアンが、何故50を過ぎてカナダに語学留学する気になったのか。その辺の心境はよく判らない。が、届くエッセイがこれまた読んで面白い。やはり彼女はくすぐりどころをよく心得ているお笑い芸人だと唸らされる。話術も上手いけど、文章も上手い。


【今日の一枚】キムチの入った鍋。

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 冷蔵庫を見たら、絹豆腐1丁と刻みネギの残りがあった。そして冷蔵庫の脇には、孫が一緒に住んでいた頃に買い置きした寄せ鍋スープが1袋あった。
 となれば、今夜は鍋でしょう。
 というわけで、キムチを1パック、エノキ茸を1束買ってきて、きょうの晩酌はこの鍋をつついて一杯飲ることにした。肉は入れない。どうです? いかにも格安、しかもヘルシーでしょう。
 シメは茹でうどんを鍋にぶっこむ。キムチ鍋スープ1袋より、寄せ鍋スープにキムチの素を入れた方が、味がまろやかで辛すぎず、単体のキムチ鍋スープよりいいかもしれない。
 茹でうどんは牛乳1,000Lパック2本と一緒に南隣の奥さんからいただいた。南隣さんは、明日から奥さんのお国へ里帰りするそうで、それで冷蔵庫の中身を処分したかったらしい。そういうお手伝いならいつでもお安い御用だ。


【書】「夏日」かじつ(No.1,192)

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 「①夏の季節。夏の日。②夏の太陽。転じて、厳しく恐ろしい人物などのたとえ。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「夏」は、人が面をかぶってすり足で舞を舞っているさまをかたどり、もと舞の名。借りて、四季の「なつ」の意や、大きい意に用いる。
 「日」は、常に円くかがやいている太陽の形にかたどる。↔︎月


【ディジタル画】『坑夫』 74(No.632)

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 初さんを追いかけるようにして坑を下へ下へと下りていく。「さうして下りるに従つて路へ水が溜つて来た」。「その泥水が又馬鹿に冷たい。指の股が切られる様である」。
 そして「水はとうとう腰迄来て仕舞つた」。そんな状態じゃ、とてもじゃないけど鉱は掘り出せまい。
 ブラックもブラック、真っ黒黒助な劣悪労働環境だ。だがしかし、その劣悪な労働環境が近代日本の発展を下支えしていたことを、決して忘れてはいけない。こういう人たちがいたからこそ、近代日本国家は坂の上まで上りつめることができたということを、改めて肝に銘じておこう。


【タイムラプス】9月22日(木)7:00〜9:00の伊豆長岡の空。29秒。

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【新型コロナ】9/22(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→69,832(前週同曜日比 −30,430)
重症者数→301(前日比 +2)
伊豆の国市陽性者数→15(前日比 −22)(静岡県HPより)