いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雨蛙枝に粘つてしがみつく(あ)

【今日の一枚】ガーデンアーチに身を隠す雨蛙。

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 地区にあるブランコ公園の時計が遅れているので直してほしいと封書で苦情をいただいた。
 封書は公民館の郵便ポストに入っていた。
 早速ブランコ公園に走って時計を見たら、赤い秒針がひくひく痙攣して前にも後ろにも動かないでいた。
 黒い分針と時針はなんとか動いているふう。そのうち、長い方の分針がぴくっと時を刻んだ。おっ、動く。まだ脈がある。
 この時計はソーラーで針が動くようになっていて、それで分針は動いたのだが、赤い秒針がちっとも前に進んでくれない。
 何かが不具合を起こしている。が、その何かが判らない。そこで、なんでも修理してくれるお宅まで時計を持って行って直してもらうことにした。私は以前その方に家のトイレの水タンクを直してもらったことがある。それで時計を外したら、こいつがどこからともなくぴゅっと飛び出してきてバラの枝に着地した。
 いきなりだったのでびっくり。びっくりして土台から外した時計を落とすところだったぜ。
 雨蛙は枝から枝へ逃げていく。が、枝が細いせいか棘があるせいか、どうも動きがぎこちない。棘を避けるように粘っこい手足を必死に伸ばしている。その必死さがおかしい。笑っちゃいけないけど笑ってしまった。そうかお前も生きていくのに必死なんだな。
 こうして秒針の動かない時計を頼みの重鎮宅へ持って行ったら、ソーラーで動くような仕掛けの時計は直せないとあっさり言われてしまった。
 重鎮が直せないんじゃしょうがない。ならばと買った店まで持って行き製造会社に修理に出してもらうことにした。
 修理代を訊いたら店員は思いの外高い値を言った。これだったら、新品に買い替えたほうが安く上がったかもしれないな。


【書】「匍匐・匍伏」ほふく(No.1,177)

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 「①はらばう。はらばいになって進む。②ころぶようにして行く。転じて、けんめいに力を尽くす。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「匍」は、勹(人が前かがみになった形)と、音を表す甫(ほ。ぴたりつける意→敷)とで、「はう」意を表す。
 「匐」は、勹(人が前かがみになった形)と、音を表す畐(ふく。ふせる意→伏)とから成る。
 「伏」は、犬が飼い主に従うさまで、したがう意、転じて「ふせる」、かくれる意に用いる。


【ディジタル画】『坑夫』 59(No.617)

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 あれほど苦しめられた南京虫だが、「二日三日と過つにつれてだんだん痛くなくなつた」。
 ある日、寝起きに窓の外を見てみると、「木も草も至つて乏しい、潤のない山」が見えた。そこに「ジャンボーの通つた路を逆に歩いて来る」二三人の男があった。頭に手ぬぐいをかぶり筒服を着ている。「朝の番に当つた坑夫がシキへ入る時間に相違ない」。
 坑夫たちの作業服は一般的に筒服(つゝつぽう)という服だった。
 そこで例の好奇心がムラムラと湧く。「筒服」ってなんだ?
 全集注解には「筒袖の着物の俗称。袂がなく筒状の袖の着物」とある。
 この説明だけじゃ、よく判らない。で、ネットに当たってみたら、泉鏡花は「筒服」に「ズボン」というルビをふっていた。益ます判らない。それで今度は「筒袖」で再度ネットに当たった。そうしたら、「日本では屋外などの仕事の労働着として存在し、(中略)東北地方の漁村で漁師が主に着用した『筒っぽう』『つっぽ』と呼ばれた着物がある」<wikipedia>とあったので、これだとイメージしてConceptsで描いた。


【タイムラプス】9月7日(水)6:04〜8:10の伊豆長岡の空。31秒。

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【新型コロナ】9/7(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→112,198(前週同曜日比 −40,309)
重症者数→512(前日比 −7)
伊豆の国市陽性者数→34(前日比 +7)(静岡県HPより)