いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雨蛙先住民の構へして(あ)

【今日の一枚】デッキの雨蛙。

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 タイムラプスのカメラの向きを富士山側にしようか韮山方面にしようか迷って、韮山方面に定めた。
 タイムラプス撮影は毎日やっていて、晴れれば富士山、雨なら韮山方面の雲の動きをタイムラプス動画に収めている。
 この、毎日というのがなかなかのもので、それが今では貴重な撮影記録になっている。
 タイムラプスを撮り始めたのは2016年1月。いつから始めたか過去のブログに当たって調べてみて判った。2016年暮れの十大ニュースに、今年からタイムラプス撮影を始めたと書いてあった。
 ということは、今年は7年目、ですか。よく続いてるな。我ながら感心します。まさに「継続は力」です。ま、それしか自慢することがないからね。
 で、この雨蛙ちゃん。雨に濡れないように作った軒下スタンドに鎮座していた。自らも雨の避難所はそこしかないと決めたらしい。
 ちゃっかり先取りしやがって。そこにカメラを設置するんだ、どけ! と言って手で振り払ったら、振り払ったその手に小便を引っ掛けやがった。
 やりやがったなこんちくしょう。でもまあ、彼なりの、ささやかな抵抗なんでしょうね。 


【書】「拝顔」はいがん(No.1,171)

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 「お目にかかる。拝芝。拝眉。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「拝」は、手と供え物とで、供え物をささげて神を「おがむ」意、ひいて、おじぎをする意を表す。
 「顔」は、頁(顔)と〓(げん。偐から亻を取り除いた形。「がん」は変化した音。美しい意)で、額の美しいかお、ひいて「かお」の意を表す。


【ディジタル画】『坑夫』 53(No.611)

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 金盤を、ぢやぢやん、ぢやららんと鳴らしながら練り歩く「ジャンボー」とは、葬式の行列のことだった。
 飯場の荒くれ全員が窓から黒い頭を差し出して外の行列を見下ろすかと思いきや、一人だけ、広い部屋の片隅で薄い布団にくるまって寝ている人がいる。名は「金しう」。本名ではなくあだ名らしい。
 全集注解によると、「なぜこの病気の坑夫が『金州』あるいは『金公』『金しう』と呼ばれるのかは不明」とある。ただ、「金州」を地名と解釈するならば、「日本」新聞の従軍記者となった正岡子規がこの金州という地に寄留していることが知られているという。だからといって、それがなぜ病人の坑夫の名に使われているかは判らない。別にそんなことはどうだっていい。
 その人は体調を崩して寝ているというふうではなく、「自分丈で起居の出来ない様な重体の病人」だった。その人に「ジャンボー」を見せるべく荒くれ獰猛衆は、「よう、金しう早く来いよ。今ジャンボーが通る所だ。早く来て見ろよ」と囃し立てる。
 金しうと呼ばれた病人は、「己あジャンボーなんか見たかねえよ」と拒否したにもかかわらず、「無体に引き摺られながら、忽ち窓の障子の角迄圧し附けられて仕舞つた」。
 ジャンボーの列に担がれて四角な早桶が通り過ぎる。金しうは、恐らく次にその中に入るのは自分だと察している。そして獰猛衆も知っている。遺体を共同墓地までにぎにぎしく担いで行ってやることが、同じ釜の飯を食った仲間を弔う唯一の方法であることを。
 今回もすべてConceptsで描いてます。


【タイムラプス】9月1日(木)5:22〜7:56の韮山方面の雨空。38秒。

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【新型コロナ】9/1(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→169,800(前週同曜日比 −73,647)
重症者数→591(前日比 −27)
伊豆の国市陽性者数→25(前日比 −46)(静岡県HPより)