青葡萄子はやかましく登校す（あ）

　朝、お兄ちゃんに持たせる弁当を作ろうとしたら、コンロの火が点かない。いや、点くんだけどすぐ消える。何回やってもダメ。卵をボウルに溶いて味付けして、あとは焼くだけになっていたのに焼けない。
　焦った。それで急遽、冷蔵庫から昨夜揚げたトンカツを出して切り、ソースをかけて弁当箱に突っ込んだ。
　なんでコンロの火が消えるんだろう。原因が判らない。ただ一つ、これが原因かなと思われる現象があった。スイッチを入れると「おしらせサイン」がずっと赤く点灯したままになるのだ。
　スイッチには単一電池2本を使う。もしかしてこの電池が寿命なのではないか、それが原因でコンロが点かないのではないかと読んだ。それで取説を取り出して見たら、果たして、コンロが点かないのは電池の寿命だったことが判った。
　それが判ってすぐに新しい電池を買ってきて古いのと取り替えた。そうしたら、みごとコンロは復活した。
　それにしても今回の騒動で、コンロが使えないと何も料理ができないことが判った。いざとなれば七輪があるからそれで煮炊きすればいいと思っても、ワンタッチで火が使えるコンロの便利さにはかなわない。災害時、多少の不便を強いられるにしても、コンロと水だけは確保しておきたいとしみじみ思った。

【きょうの一枚】ナイアガラ(白葡萄)。

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　去年は4房生ったが、今年はその半分の2房のみ。なぜ2房しか生らなかったかは不明。
　去年は袋掛けをしないでそのまま成長を見守ったが、そのうち収穫の時期を逸してしまった。今年はどうしようか思案中。

【書】「卑鄙」ひひ（No.1,093）

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　「いやしい。身分や人格などが低い。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「卑」は、手に、平たく丸い器を持っている様を表す。借りて「いやしい」「ひくい」意。
　「鄙」は、村を示す阝(邑)と、〓(ひ。鄙から阝を取り除いた形。穀物倉の意)とで、穀物倉のある村、いなかの意を表す。ひいて「ひな」「いやしい」の意に用いる。
　左の女性にちょっかいを出す男(右)という図に見える。古代文字を書いていると、たまにこのように絵みたいな巡り合わせだと思うことがままある。

【ディジタル画】『三四郎』 91（No.533）

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　野々宮から母の送金を受け取った三四郎は、一夜明けて美禰子に金を返すつもりで、そのことを与次郎に話す。与次郎も「早く返すが好い」と他人事のように言う。自分でこしらえた借金の種なのに。
　それで、美禰子に返すつもりでいるが、美禰子は美禰子で、毎日のように画工・原口さんのところに絵画のモデルとして出向いているという。よほど絵になる美人とみえる。　