いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

薫風や飼犬に客任せけり(あ)

【きょうの一枚】ミニトマト無人販売の幟旗。

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 同じ地域に住む方からミニトマトの無人販売の情報をいただいた。
 うちの孫娘はミニトマトに目が無い。同じ皿の肉を脇へおいやってまでミニトマトをメインディッシュにするくらい目が無い。
 ことミニトマトに関しては私も目が無い。何はなくても冷えたミニトマトさえあれば、あとの晩酌のおかずはいらないくらいだ。
 ママとお兄ちゃんはそれほどでもないが、私と孫娘が大好物なので毎食卓にミニトマトが盛られても何も文句は言わない。というか、孫娘の食い気に圧倒されて、こいつは何を言ってもダメだと諦めるさせるだけの迫力がある。
 案内通りにカブを走らせたら、早朝に見かけた無人販売ボックスの脇に幟看板が立っていた。
 その辻は知っていた。その先の奥に古刹があって、前にそこを何度か訪れたことがある。が、ミニトマト無人販売の幟旗がその辻にあったとはきょうまでちっとも知らなかった。
 無人販売のガレージはその古刹へ行く手前の坂の下にあった。午後2時から販売すると案内にあったのに、それより30分も早く行ってしまった。行ったら、長いロープに繋がれた柴犬が寄ってきた。とても逃げおおせきれないくらいの長いロープのような気がした。
 吠えまくられるかと思ったら意外におとなしいワンちゃんで、くしゅんと鼻を鳴らしてコンクリート土間へお座りした。犬にどう挨拶したもんかと思いあぐねていたら、暗がりから収穫かごを抱えた若夫婦が出てきた。「販売までお時間があって、まだご用意できてません」と恐縮している。「いえいえ、こちらこそ販売時間も考えずに急に来てかえって申し訳ありませんでした。改めて出直します」と言って30分後にまた出直した。
 結局1袋100円を5袋買った。帰って早速孫娘に食わせたら、それこそ「目を皿の様にして」驚いていた。その味に、である。あんなに目を大きく見開いた孫娘を見たのは初めて。私も食ってみた。で、同じく驚いた。ミニトマトをこんなに旨いと思ったのは初めてだった。


【書】「狐媚」こび(No.1,052)

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 「きつねが人をまどわすように、巧みに人にこびへつらうこと。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「狐」は、犭(犬)と、音とを表す瓜(か。「こ」は変化した音)とから成る、
 「媚」は、女と、音を表す眉(び)とから成る。


【ディジタル画】『三四郎』 54(No.492)

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 三四郎は、広田先生宅に居候している与次郎を訪ねる。
 そこで里見美禰子が話題にのぼり、広田先生が「あの女は落ち付いて居て、乱暴だ」と評する。それを受けて与次郎が「えゝ乱暴です。イブセンの女の様な所がある」と言う。
 そこにイブセンの名が登場する。「イブセンの女」とはイプセン著『人形の家』に出てくる主人公・ノーラのことをいうのは自明。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いた。
 それにしても立派なほおひげですねえ。ちなみに、このひげは「マトンチョップス」というらしい。これだけのひげを維持するには半端な手入れではこと済まないだろう。一体どれくらい時間をかけているのだろうか。


【タイムラプス】5月5日(木)7:15〜8:25の伊豆長岡の空。35秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10228338345665944/?d=n


【新型コロナ】5/5(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→26,496(前週同曜日比 −19,787)
重症者数→174(前日比 +14)
累計死亡者数→29,708(前日比 +20)