いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

狩野川の富士まで田水張らせけり(あ)

 今年度区費集金が大詰めを迎えている。
 その件で組長さんから3件、問い合わせの電話が入った。それを聞くだに組長さんの苦悩が忍ばれる。私は組長の経験はないけれど、組長さんも大変だなとつくづく思う。頑張れ組長。


【きょうの一枚】天城小学校付近の田園風景。

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 湯ヶ島・月ヶ瀬の水汲み場から水を汲んでの帰り道。いつかはこの辺りの田園風景を写真に収めたいと思い思いしてきたが、きょうようやくその願いが叶った。
 ガードレールの真下を流れるのが狩野川。左が下流で右が上流。さらにこの上流に浄蓮の滝があり天城峠がある。井上靖著『しろばんば』の洪作少年は、馬車に揺られながらこの山並みの途切れから小さな富士が嶺を見たのかもしれない。
 実は、月ヶ瀬に向かう前に大仁の水汲み場に向かった。そろそろ蛇口が正常に使えるようになろう頃かと読んだが、読みが外れた。前回吊るされてあった案内文書はラミネートされたまま風にめくれていた。
 サービス停止になってから、かれこれ1ヶ月以上は経つ。急ぎでやるならそろそろ復活してもよさそうな頃合いとみて出かけたのだったが、一向に復活の兆しが見えない。ミネラルウォーターを提供する工場としての宣伝は十分果たしたから、今後はサービスの提供をする必要なしと見ているのかもしれない。
 いずれにしても、もうあそこからは水を汲んで来れないと見た方がいいだろうな。


【書】「金烏」きんう(No.1,049)

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 「太陽の別名。三本足のからすが太陽に住んでいるという伝説による。金鴉(きんあ)。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「金」は、土と、その中にある光るものを示す形に、音を表す今(きん。ふくむ意→含)とで、もと、土中に含まれている黄金、「きん」の意、ひいて、金属、「かね」の意を表す。
 「烏」は、からすは黒いので目がどこかわからないことから、鳥の目の部分の一画を略した字にかたどる。借りて、感嘆詞、また、疑問・反語に用いる。


【ディジタル画】『三四郎』 51(No.489)

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 三四郎は美禰子と二人きりになり、小川沿いを散歩する。と、向こうに藁屋根があった。屋根の下が一面に赤い。唐辛子である。美禰子はその唐辛子を指して「美くしい事」と言いながら草の上に腰を卸す。派手な着物の汚れるのをまるで苦にしていない。
 唐辛子を美の対象として見るかと思えば、派手な着物の汚れを一向気にしないで草の上の直に腰を卸す。これは田舎の女性にはついぞ見かけないことで、都会女性ならではの立ち居振る舞いと見て取れよう。三四郎ならずとも、美禰子は、ポッと出の田舎青年には極めてつかみどころのない都会女性であり、それがなんとも魅力的にも映るのである。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いた。


【タイムラプス】4月30日(土)7:04〜9:12の伊豆長岡の空。33秒。

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【新型コロナ】4/30(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→36,672(前週同曜日比 −6,323)
重症者数→173(前日比 −1)
累計死亡者数→29,556(前日比 +45)