いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

崖下に住む人のあり柿若葉(あ)

【きょうの一枚】柿若葉。

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 庭の柿の木の下は段差3mほどの崖になっていて、崖の下には何軒か軒を連ねている。
 「乗合タクシー推進委員会」という組織があって、私はそのスタッフの一人である。ことしはメイン活動として「乗合タクシーを利用するにあたって、改善点はないか。もしあるとすればどういう点を改善したらいいか」「また、これまで利用しなかったのはどういう理由からか」などの聞き取り調査をすることになった。
 それで、一軒一軒足を運んで聞いて回った。その中に柿の木の下の家があった。
 私はこの家を訪ねるのははじめてである。ご主人のご尊顔を拝するのもはじめてである。数年前につれあいをなくし、子どもさんも今は親元を離れて暮らしている。
 妻のお墓は函南にあって、そこを掃除するためとついでにちょっと買い物をするのに自家用車を使う。乗合タクシーは田京周辺の病院や買い物にはあれば便利だと思うが、函南までは行ってくれない。だから私は自分で車を運転することにしている。歳も歳だし免許返上も考えているが、そのときはそのときで別の手段を考えるつもりでいる。
 そんなこんなを聞きながら「孤独死」のことがずっと頭にあった。誰にも見取られず、発見されたときは干からびている。そんな死に方が現実味を帯びて自分の胸に突き刺さってきた。


【書】「季春」きしゅん(No.1,046)

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 「春の末。陰暦三月。晩春。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「季」は、禾(いね)と子とで、まだ伸びない苗が原義。ひいて「すえ」の意を表す。借りて、季節の意に用いる。
 「春」は、日と〓(ちゅん。艹の下に屯を加えた形。「しゅん」は変化した音。草が萌え出る意)とで、草の生えはじめる季節の「はる」の意を表す。


【ディジタル画】『三四郎』 48(No.486) 

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 佐々木与次郎だけを残して、広田先生、三四郎、野々宮君、その妹、美禰子が連れだって往路を歩いていく。途中、物乞いに出会う。
 そして三四郎は四人の批評を聞いて、「自分が今日迄養成した徳義上の観念を幾分か傷つけられる様な気がした」。都会の荒波に徐々に揉まれていく青年・三四郎の姿がそこに映し出される。
 ポッと出の田舎者には、そういう都会人種の洗練された文化に、さぞかし劣等感を抱いたのではなかろうか。少なくとも私がそうだったように。 


【タイムラプス】4月27日(水)7:05〜8:45の韮山方面の雨空。25秒。

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【新型コロナ】4/27(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→40,500(前週同曜日比 -387)
重症者数→200(前日比 +9)
累計死亡者数→29,412(前日比 +65)