いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

紫の艶をべろりとあやめ草(あ)

 きょう、カミさんが伊豆へくることになっていたが、新型コロナウイルス第7波が心配で箱根峠を越せないとメッセージを送ってよこしてきた。まあ、危険を冒してまで来るには及ばない。ほとぼりが覚めたら来ればいい。
 ほとぼり? ほとぼりはいつになったらさめるのだろう。
 新型コロナウイルス拡大が騒がれてから3年目を迎えるが、いまだに第7波襲来とか言ってマスコミ中心にやたら国民の不安を煽っている。第7波、ですよ。ここまで長引くとは誰が想像し得たでしょう。
 ひと頃流行った「新しい生活様式」というフレーズも、いつの間にか立ち消えになってしまった。新型コロナ禍によって「新しい生活様式」を強いられた人々がいたとして、その人たちは今どういう生活を送っているのだろう。新しい生活をしているのだろうか。それによってコロナからの危機を脱しているのだろうか。
 私にはとてもそうは思えない。それぞれの家庭では、昔と変わらぬ様式で生活しているのではないだろうか。
 家の中で家族と接するとき、きちんとマスクをしていますか。使った食器はこまめに消毒していますか。濃厚接触を避けて絆が千切れていませんか。


【きょうの一枚】アヤメ(菖蒲)。

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 公民館で老人会の総会があった。招待を受けて私はそれに出席した。
 総会の会場を設営しているときに、老人会のある方が家の前の道端に咲いていた菖蒲を切ってきたと言って、公民館の花瓶に活けてくれた。そうか、アヤメの咲く季節なんだね。こういうさりげない気遣いが嬉しい。そう感じるほどに私もそれなりに歳をとったか。


【書】「果敢」かかん(No.1,043)

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 「思い切ってする。決断力に富み意志が強い。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「果」は、木の上に果実のなっている形にかたどる。菓の原字。
 「敢」は、両手と、音を表す甘(かん。古・耳は変化した形。はさむ意→〓(けん。箝の竹を取り除いた形))とで、つかみとる意を表す。転じて、「あえてする」意に用いる。


【ディジタル画】『三四郎』 45(No.483)

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 広田先生は野々宮の元の先生だった。美禰子のすぐ上の兄が野々宮と大学で同年の卒業だった。さらにその上の早逝した兄が広田先生と友達だった。なるほど、そういうつながりがあったのか。
 野々宮の妹・よし子は縁側で水彩画の続きを描き始めた。三四郎はそれを見ながらよし子との会話を続ける。
 「(よし子は)柿の木の下にある藁葺屋根に影をつけたが、『少し黒過ますね』と画を三四郎の前へ出した。三四郎は今度は正直に、『えゝ、少し黒過ます』と答へた」
 画の欠点を自ら示し、それを欠点と指摘されて直すよし子。それでいて目の前にいる三四郎の存在をちっとも苦に感じない。よほど天真爛漫であり、よほど天衣無縫だ。私が三四郎だったら、美禰子よりよし子を好むかも。
 水彩画ではないけれど、里山の藁葺屋根民家の風景を「Gガッシュ」で描いてみました。でも、ほのぼのとした柔らかいタッチは、やはり水彩画の方が勝るね。 

 
【タイムラプス】4月24日(日)6:06〜7:55の伊豆長岡の空。27秒。

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【新型コロナ】4/24(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→43,966(前週同曜日比 -3,621)
重症者数→203(前日比 −4)
累計死亡者数→29,293(前日比 +34)