いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

初夏の鳶の影落つ庭の石(あ)

【きょうの一枚】チョークで描いたワンピースの絵。

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 孫娘がベッドでくつろいでいる私のところへやってきてトランプを探し出した。伊豆で暮らす前に、さんざか遊んだトランプである。
 以前はそのトランプで神経衰弱をして遊んだものだが、私が勝ったためしがない。わざと負けてやったのではなく、真剣に相手になってやって勝てなかったのである。孫娘はそれを復活させて私を再度ぎゃふんと言わせたいらしい。
 トランプは見つからなかった。捨ててないから家のどこかにあるはずだが、それがどこだか判らない。トランプの代わりにケースに入ったチョークが見つかった。孫娘はそれを密かに外へ持ち出して、庭の敷石に落書きをしたらしい。私が用事で外出した時にそれに気づいた。「うわ、なんじゃこりゃ」と思い切り驚いて孫娘を喜ばせてやった。
 もう一つの敷石にも落書きがあった。その内容は切なすぎて、ここに書けない。あえて言うなら、突然の転校を強いられた時の心境を吐露したもの、とでも言えばいいか。転校から半年が経って、年度も新しくなった。だけど、突然やってきた運命をまだ受け止めきれていない。今もずっと尾を引いているようだ。
 可哀想だけど、しかし私にはどうにもできない。私にできるのは、ともかく孫たちが暮らす場所を提供してやることだけだ。なぜそうなったかを追求しても仕方がない。だから、問わない。それも避けられなかった運命と受け止め、どうしたらこれから与えられた人生をよりよく送っていけるかを問い続けるだけだ。


【書】「炎蒸」えんじょう(No.1,041)

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 「むし暑い。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「炎」は、火をかさねて、盛んにほのおを上げてもえる意を表す。転じて、「ほのお」の意に用いる。
 「蒸」は、艹(草)と烝(じょう。火気がのぼる意)とで、たき木に用いる草、「おがら」の意を表す。借りて「むす」、もろもろの意に用いる。


【ディジタル画】『三四郎』 43(No.481)

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 広田先生の新居に野々宮君がやってきて座はすこぶる賑やかになった。時が経って帰ろうとする野々宮に、美禰子は台所から新しい茶を注いで縁側まで持ってくる。そして病弱の野々宮の妹のことを心配する。与次郎は論外として、美禰子を取り囲む、三四郎、野々宮、広田先生の人間模様が面白い。さて、この先、どんな展開になっていくのやら。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いた。 


【タイムラプス】4月22日(金)6:02〜9:16の伊豆長岡の空。24秒。

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【新型コロナ】4/22(金)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→47,131(前週同曜日比 −8,148)
重症者数→202(前日比 −12)
累計死亡者数→29,208(前日比 +51)