いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

吹き荒ぶ木枯らし鎮め屋根の蔓(あ)

【きょうの一枚】あけび(木通)のつる。

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 使わなくなったアンテナ回線を這わせて、庭に植えた木通のつるを2階デッキの手すりまで伸ばしていた。
 なんとなく草に覆われた庵の雰囲気にしたかったからだが、それによって屋根が傷むだろうことに、そのときは頭が回らなかった。
 屋根はまだそれほど傷んではいないが、早晩傷むだろうと予想して屋根まで伸びた分をことごとく切ることにした。その切り落とした残骸が写真。コンポストに挟まれた八重桜の下に無造作に置いてある。
 かつてはこれでクリスマスリースを作ったりしたが、今は誰も作りたいと言わない。これを編んで柵を作ろうかとも思ったが、それも面倒臭そうなので、とりあえずは放りっぱなしにしてある。
 屋根の方は、見たら雨樋に木通の枯葉がわんさか詰まっている。枯葉がやがて腐葉土になればそこから草が芽を出すかもしれない。そうなる前に撤去しなくては。やるなら先にそっちのほうだな。


【書】「吉辰」きっしん(No.928)

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 「よい日。事を行うのによい日。吉日。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「吉」は、口にふたをしたさまで、もと、固くしめる意を表す。転じて「よい」意味に用いる。
 「辰」は、殻の中から足を出している二枚貝の形にかたどる。蜃(しん=おおはまぐり)の原字。借りて、十二支の第五、「たつ」の意に用いる。
 辰(蜃)は、大形の二枚貝で、「おおはまぐり」のこととされ、その吐く気が蜃気楼(しんきろう)を現出すると伝えられたことで知られる。太古には、その貝殻の縁を刃物代わりにして、草刈りや土ほぐしに用いる農具にあてた。そのため、「辰」をもとにした、農耕に関する文字ができた。


【ディジタル画】石井桃子(No.370)

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 『吾輩は猫である』は第五章に入った。鈴木君と迷亭君が帰ったあと「猫の恋」について吾輩の思いが述べられる。
 「ほのかに承はれば世間には猫の恋とか称する俳諧趣味の現象があつて、春さきは町内の同族共の夢安からぬ迄浮かれ歩るく夜もあるとか云ふが、吾輩はまだかヽる心的変化に遭逢した事はない」。
 そのあと「抑も恋は宇宙的の活力である」と続くのだが、それは置いといて、「猫の恋」をネットで検索したら、あるわあるわ、ものすごい数の画像がヒットした。中には互いに寄り添って尻尾でハートを描いているのもある。皆さん、「猫の恋」に相当な関心がおありのようです。
 そんな中に石井桃子さんの執筆風景があった。猫の画像にいささかぐったりしていたので、石井さんが逆に新鮮に映った。
 きょうの作品はすべて「Gガッシュ」で描いている。


【タイムラプス】12月30日(木)8:04〜9:42の伊豆長岡の空。24秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227617309080480/?d=n


【新型コロナ】12/30(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→502(前週同曜日比 +241)
重症者数→49(前日比 +3)
累計死亡者数→18,392(前日比 +4)