いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

沖縄のそばを食してちやんちやんこ(あ)

 きのうに続いて今日も寒かった。それできょうも図書館へ避難。
 図書館にいたのは約2時間。きょうは柳田邦男さんの別の本で、『大人が絵本に涙する時』を読む。
 読んで、本当に涙するか試してみた。そうしたら1話読んだだけで、本当に泣けてきた。
 1話は、こういう話で始まる。
 柳田さんは、2004年の夏、招かれて「北海道子どもの本のつどい釧路大会」に出席した。そこで出会ったNさんというお母さんの話が忘れられないという。
 Nさんはオホーツク海沿岸の田舎町から、小学校6年生の娘さんを乗せて5時間かけてクルマで駆けつけた。自分の辛い体験と絵本の力をどうしても話したかったのだそうだ。
 幼稚園から小学校を通して自分の娘と友だちだった子の母親が、若くして乳がんを患った。子どもが幼稚園に通っている間は、母親たちが協力しあって、転院を繰り返す母親に代わってその子に弁当を作ってあげた。が、やがて自分たちの子どもが小学生になった頃から、結束していた母親の絆が徐々にほころびてきた。Nさんも転居して住まいが遠くなった。
 そこでNさんは、そんな私にできることはないかと考え、がん闘病をする若い母親に励ましの手紙を書くことにした。励ましの手紙には絵本の文章を書き写した。
 Nさんは、それを1年半続けた。病院で手紙を受け取ったその人は、やがて元気を取り戻し退院することができた。そしてNさんと再会して、絵本の文章にどんなに励まされたか語った。
 Nさんは絵本の文章を書き写して送っただけなのに、絵本の文章は、手紙を受け取る人に生きる力を与えた。
 私はこの話を読んでジーンときた。そうか、絵本は「生きる力」を与えてくれる存在になり得るんだ。画や文章の稚拙なんて関係ない。心の通い合いが大事なんだ。
 私のやるべきことがちょっぴり見えたような気がした。


【きょうの一枚】インスタントラーメン「沖縄そば」

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 ママの沖縄旅行土産の「沖縄そば」を作る。作るったって、インスタントラーメンだから3分30秒でできちゃう。で、食ってみた。う〜ん、きのう食った「原宿」の黒いのよりはいいかな。
 袋には「うちなー限定販売」とあったけど、裏を見たら販売者は「明星食品」でした。基本、味は明星チャルメラですね。
 そいつに、きのう人参バター炒めをして残った全部を突っ込んだら、バターの味が強すぎて「沖縄そば」じゃなくなった。バターを使うならやっぱり札幌みそラーメンに限る。


【書】「牢乎」ろうこ(No.893)

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 「堅くしっかりしたさま。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「牢」は、牛に囲いをしたさまで、囲いに入れて養ういけにえの意、ひいて、罪人をとじこめる「ひとや」の意を表す。
 「乎」は、つかえた息を発散する意で、詠嘆などの語気を表す助字に用いる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 37(No.335)

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 吾輩が御師匠さんとこの三毛子を訪ねていったら、三毛子は病気で伏せているという。そこの下女が、三毛子がご飯も食べないで塞いでいるのは、近頃できた悪い友達(吾輩のこと)のせいではないかと御師匠さんに告げ口する。それで、吾輩のご主人である苦沙味先生の性癖が露わにされる。その性癖というのが「毎朝風呂場で含嗽(うがい)をやる時、楊枝で咽喉をつゝ突いて妙な声を無遠慮に出す」というのだから、まるで落語の世界です。『吾輩は猫である』には、至る所に落語の要素が散りばめられていて、読むと、まるで落語を聞いているような錯覚を覚えます。
 今回は輪郭を「Gガッシュ」で、彩色を「水彩&ぼかし」で、字を「いつもの手書きペン(カヌレ)」で書いた。「鵞鳥が絞め殺されるような声(があがあ)」の部分だけ「ボールドRマーカー」を使った。 


【タイムラプス】11月25日(木)7:55〜10:06の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227422859699367/?d=n


【新型コロナ】11/25(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→75(前週同曜日比 −129)
重症者数→58(前日比 −2)
累計死亡者数→18,352(前日比 +2)