いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

何もなき庭に雨きて石蕗の花(あ)

 きょう発売の「ビッグコミック」(11/10号)は、先月亡くなられた、さいとう・たかを氏の追悼特集を編んでいる。
 その、さいとう・たかを氏の元担当者で、マンガ原作者、小説家、脚本家である長崎尚志さんが追悼企画PART2に寄稿していて、それによると、巷の噂、「氏はほとんど絵を描く作業をせず、最後にゴルゴの目だけを入れる」は、完全なデマだという。
 実際はどうなのか。長崎氏曰く、「ゴルゴだけは、全部氏がペン入れをしたし、仕上がった画稿の中でイメージに合わないコマがあると、人物の表情や背景に至るまで、ひとりで描き直しをしていた」そうです。
 劇画界に「複数分業制」を取り入れた人として著名な氏であるが、最期の最期まで「生涯劇作家」を貫いたプロ魂はさすがですね。


【きょうの一枚】ツワブキ(石蕗)の花。

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 歳時記では「石蕗の花」は冬に属し、通常「つはの花」と表す。
 暦はまだ10月なのに、庭にはもう冬の花が咲いている。
 そういえば、庭の落ち葉を拾っていたら、物置小屋の前に水仙がひょこっと頭をもたげていたっけ。
 もう、そんな季節になりましたか。花は正直だね。咲く時期を絶対に偽らない。


【書】「丑寅」うしとら(No.862)

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 「丑と寅との中間の方角。北東。陰陽道(おんようどう)で鬼門(きもん)とされる。」(『デジタル大辞泉』小学館)
 「丑」は、手の指先を曲げて物をにぎるさまにかたどる。借りて、十二支の第二の意に用いる。動物では、牛。方位では、北北東。時刻では、午前二時、およびその前後二時間。月では、陰暦十二月。五行(ごぎょう)では、土。
 「寅」は、両手で矢をまっすぐにのばしているさまで、まっすぐな矢、伸びる意を表す。借りて、十二支の第三の意に用いる。動物では、虎。方位では東北東。時刻では午前四時、およびその前後二時間。月では陰暦一月。「寅月」。五行では木。
 漢字一字だと「艮」。関連して、南東は「巽(たつみ)」辰と巳、南西は「坤(ひつじさる)」未と申、北西は「乾(いぬい)戌と亥。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 20(No.304)

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 「吾輩」は主人の描く絵のモデルになっていたが、どうにも我慢ができず、用を足しに外へ出る。すると座敷の中から「此-馬-鹿-野-郎」と主人が怒鳴るというシーン。
 今回の猫は、「黒テン」みたいな顔つきになってしまったが、画も字も、だんだん目指す方向に向かっているような気がする。いいぞ、この調子。 


【タイムラプス】10月25日(月)6:13〜8:59の伊豆長岡の空。20秒。

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【新型コロナ】10/25(月)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→234(前週同曜日比 −193)
重症者数→(前日比 ±0)
累計死亡者数→18,199(前日比 +8)