いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

思ひ出の数々遙か秋深し(あ)

【きょうの一枚】孫たちの思い出の数々。

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 孫と一緒に住むようになってから、我が家の階段は孫たちのアートギャラリーと化している。
 孫たちの数々の思い出の作品はママが飾った。引越しの荷物で2階の部屋が寝る場所も確保できない状態の中で、ママがいのいちばんに手を付けたのが、思い出の作品を階段の壁に貼り付けることだった。
 一つひとつの作品が、大きさに合った額縁に収まっている。作品に対するママの思い入れが伝わってくるようだ。ママにとってみれば、捨てるに捨てられない思い出が凝縮されたものばかりなんだろうな。
 この作品群、開け放たれた窓から風が強く吹き込む日は、風に煽られてバラバラ音を立てて落ちる。両面テープで貼り付けてあるだけだから、ちょっとした強い風には耐えられない。
 最初はママも落ちた作品を拾って貼り直していたが、貼っても貼っても剥がれ落ちるものだから、そのうち貼らないで階段に並べておくだけになった。もしかして、壁に釘を打ち付けるのをためらっているのかと思い、きょう空いている時間に(と偉そうに言っているが、時間はいつでも空いている)、吊るすためのフックがついた額縁は紐を結んで釘で打ち止めた。
 何せ、今の家は築45年のぼろ家だから、釘を10本打とうが20本打とうがてんで構わない。たぶんママも、そうは思っても釘を打って自分の持ち家でもない家を傷つけることにいささかの遠慮があったのかもしれない。いいよいいよ、壁をバリバリはがしたって、パチンコ台みたいに釘を打ち付けたって平気さ。遠慮は無用だ、どんどんやりな。


【書】「及瓜」きゅうか・カにおよぶ(No.850)

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 「任期が切れて交替すること。春秋時代、斉侯が家臣を瓜の熟するころ赴任させ、明年瓜の熟するころ交替させると言ったことから。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「及」は、人と又(ゆう)とを組み合わせた形。又は手の形である。人の後ろから手を伸ばして前の人を捕らえようとする形で、「追いつく、およぶ(届く。達する)」の意味となる。
 「瓜」は、うりのつるの間に実がなっている形にかたどる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』9(No.292)

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 ここに引用した文の直後に、「吾輩」が、昼寝する主人の背中に乗る記述があって、それをイメージして描いた。またしても勇み足の画。なのだが、でもまあ、描いて楽しいからいいや。
 「Zen Brush 3」は、猫の毛のもこもこした感じを表現するには最適なアプリだと思うが、難点はアンドゥ機能がいまいちなこと。元の操作に戻りたいが、戻りたいところまで戻れないことが多い。
 それでも、このアプリは、一度紙に墨を落としたら取り返しがつかない昔に比べればはるかに使い勝手がいい。私のような下手の横好きは、昔だったらどれだけ紙を反故にしたか知れやしない。いやあ、タブレットの時代に生まれてよかったよ。紙代を気にしなくて済むもんね。
 もしも葛飾北斎の時代にタブレットがあったら、きっと北斎もディジタル画に飛びついたんじゃないかな。

 そんなことを想像するだけで何だか楽しくなる。 


【タイムラプス】10月13日(水)5:50〜7:31の伊豆長岡の空。25秒。

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【新型コロナ】10/13(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→608(前週同曜日比 −369)
重症者数→444(前日比 −34)
累計死亡者数→17,988(前日比 +28)