箱根路のこつちもあつちも驟雨かな（あ）

【きょうの一枚】熱海〜小田原の運転見合わせの案内。

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　孫娘がかつて所属していた小田原のバスケチームの練習に参加するために田京駅から大雄山線・和田河原駅へ向かった。が、その後で雨脚が激しくなり、とうとう熱海〜小田原が運転を見合わせることにしたと「yahoo!路線」で知った。そこで、こりゃ大変とママが急遽車で伊豆から迎えに行った。
　引越荷物の整理で、それでなくても大変だというのに、雨の箱根越えを強いられるママ。ほんと、ぶっ倒れなきゃいいけど。

【書】「漁火」ぎょか（No.791）

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　「魚を集めるためのかがり火。いさりび。」（『旺文社漢字典』第2版）
　魚を釣り、網で捕り、あるいは手づかみすることを漁といい、「すなどる(魚や貝をとる)の意味に用いる。
　手づかみで捕れる魚なんているの？　これが、いるんです。それは、アイナメ。
　中学の夏休みといえば、決まって海へ出かけた。海といっても、シャワー設備の整った砂場の海水浴ではない。岩場の海に潜って「アカジャラ」という貝を捕り、それを焼いて食うのである。貝柱はホタテに似て、海水が程よい塩加減で美味。5mほど潜って海底の石をひっくり返し、その石の裏にくっついているアカジャラを素手で引き剥がす。台風で海が荒れた日以外はほとんど毎日のように海へ出かけた。
　そんなある日、岩と岩の隙間にアイナメを見つけた。捕まえようと手を近づけても逃げる気配がない。手をするりと交わして逃げるとばかり思っていたのに、じっと動かないでそこにいる。早く逃げないと、本当に捕まえちゃうぞと手を伸ばしたら、本当に捕まえちゃった。いるんだねえ、手づかみで捕れる魚が。もちろん、焼いて食ったけど、あれは旨かったなあ。