いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

てかてかと濡れてかてかと雨蛙(あ)

 カミさんが来たとなれば、雨が降ろうが風が吹こうが、水汲みである。
 カミさんにどっちへ行く? と訊いたら、月ヶ瀬と言う。
 どっち? というのは、無料で提供してくれるミネラル・ウォーター会社の湧き水か、有料だが沸かさなくても飲める月ヶ瀬の湧き水か、どっちにする? という意味だ。

 するとカミさんはためらわず、月ヶ瀬と言った。沸かして冷ます方がよほど手間だと、この前来たとき感じたらしい。それより、距離は遠くなり、しかも有料だが、月ヶ瀬の方がいいと踏んだのだろう。
 カミさんは、基本的に小田原の孫に飲ませたいという腹があるから、ペットボトルに汲んでそのまま運べる方を選んだということだな。有料といったって、どうせ私が払うのだし。
 いいですよ、私は無料の湧き水で。それを沸かしてコーヒーを飲み、それを沸かして焼酎のお湯割りを作るだけですから。その水が無くなったら、私がカブを走らせて汲んでくればいいんでしょ? やりますよ、それくらい。


【今日の一枚】梅雨にそぼ濡れる雨蛙。

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 「そぼ濡れる」とは、ぐっしょり濡れること。
 ディジタル機器で目を酷使したときは、外に出て庭の緑に目をやることにしている。が、雨となるとそうもいかない。雨に濡れないように玄関の庇の下に立って、「よく降るなあ」と雨の振り具合を眺めることになる。

 と、外水道の鉢の縁にぴょこんと雨蛙が止まった。なんだ、お前も降り具合が気になるのかと、友を得たように見つめていると、鉢もろともにてかてか光って、なんだか、ずっとそこにあるような置物のように見えてきた。


【書】「浴日」よくじつ(No.703)

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 「日光に照らされる。日をあびる。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「浴」の甲骨文は、『古代文字字典』では「温」と同じだった。たまたま発見した。アナログだと、ページをペラペラめくるから、ままこういうことは起こるが、ディジタルだとピンポイントで表示するから、こういうことは起こらない。どっちがいいんだか。
 私は昔の人だから、基本的にアナログ人間だけど、ディジタルの便利さも体感しているところなので、まあ、両方使って、それぞれのいいとこ取りをすればいいかなと思っている。


【ディジタル画】都倉俊一(No.147)

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 昨日(5/18)の朝日新聞社説「都倉新長官へ 文化の意義広く発信を」を目にした(ディジタル版)。
 社説では「コロナ禍が浮き彫りにしたこの国の文化行政の貧困と、見え隠れする社会の無理解をどうやって克服し、『文化芸術立国』を実のあるものにするか。(新長官の)手腕が問われる」とあった。が、私の関心事はもっぱら、現長官が都倉俊一さんであるということで、あの、♪もう どうにもとまらない」を作曲した方が、現在は日本の文化活動のトップの座にあるということだった。
 カミさんが大相撲に夢中になっている間に、ささっと仕上げようと思ったが、ささっと仕上がらなかった。最初に描いた目が気に入らない。何度も描き直したが、それでも気に入らない。
 著名人を描くのは目がポイントだと思っていて、これまでそのように描いてきたが、今回は、目の表現がどうにもうまく決まらない。うまく決まらないまま、時間切れアップ。これで約4時間。


【タイムラプス】5月19日(水)5:28〜8:01の伊豆長岡の空。38秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226235214848988/


【新型コロナ】5/19(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→5,230(前週同曜日比 −1,010)
重症者数→1,235(前日比 +8)
累計死亡者数→11,861(前日比 +216)