いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

洟垂れの小僧も老いぬ花いばら(あ)

 午前9時半、大仁商店街の本屋から「公募ガイド6月号」が入荷したと連絡があった。夕方、湯屋へ行くついでに買い求めようと思ったが、今月号はどういう公募があるか早く知りたくて、10時を待ってカブを走らせた。
 「公募ガイド」は先月号(4/9発売)からどっぷりハマり、応募しまくっている。今月号には「読者座談会」が載っていて、そこで、1960年生まれの方がこんなことをおっしゃっていた。
「多忙な勤務と公募の両立生活を40年送ってきたが、今年の春に退職。今後は公募ライフを満喫する予定で、長編小説での受賞が目標」だって。
 公募しまくり40年とは恐れ入った。それって社会人になる前からずっとそうしてきたということですか? 世の中にはすごい人がいるものです。先月から購読を始めたばかりの私など、どんなに頑張っても到底辿り着けない年季の積み重ねだ。
 今から40年後だと私は100歳を超える勘定になる。無理むり、そこまで生きてるわけがない。せいぜい10年ですね。でも、10年後といっても78ですぜ。微妙な年齢だな。5年後にしとくか。それでも73だな。3年なら? 71か。えっ? 残りたったの2年で古希を迎えるってか。おいおい、早すぎだろ。2年じゃ何にもできねえよ。
 まだまだ先は長いと思ってのんびり構えていたけど、ちっとも長くない。やれるときにやれることをやっておかないと、あっという間にお迎えがくるぞ。そういう年齢になったということを、もっと自覚しないといけません。


【今日の一枚】ノイバラ(野茨)

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 昨日、散髪した帰りの坂道斜面に見つけた。ここは秋になると葛の花がびっしり咲く。
 この地区はちょっと散歩するだけで山道に自生する野花に出会う。見つけるたびに野山を駆け回った洟垂れ小僧の頃が蘇り、懐かしさが込み上げてきます。
 花屋で見かけるような名の知れた切り花もいいけれど、野花がさりげなく咲いているのを見るのもいいものだ。ちなみにノイバラの花言葉は「素朴なかわいらしさ」。


【書】「祝慶」しゅくけい(No.692)

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 「祝い喜ぶ。祝賀。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「祝」は、示と兄とを組み合わせた形。示は神を祭るときに使う机である祭卓の形。兄は口(さい=神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)を頭に載せている人の形で、神を祭る人をいう。神事を担当する者は、兄弟の中では長男であった。祝は祭卓の前で神を祭ることを示し、「いのる」の意味となり、また「いのる人、はふり(神を祭る人)、神官」の意味となり、のち「いわう」の意味にも使う。
 「慶」は、〓(たい)と心とを組み合わせた形。古く裁判は、争う双方から解〓(かいたい)と呼ばれる羊に似た神聖な獣をさし出して神の裁きを受けるという神判の形式で行われた。その裁判に勝訴した者の解〓には、解〓の胸に心の形の文身(一時的に描く入れ墨)を加えて吉慶(めでたいこと)のしるしとした。それで慶とは神判による勝訴をいう字であるから、神によって与えられた『よろこび、たまもの、さいわい」というのがもとの意味である。のちには人を祝うなどの意味にも用いる。

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【ディジタル画】東急東横店(No.136)

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 デパートなどの建物の全容を描くとき、どこから描くかいつも迷う。迷って、大概左側から描く。今日は地下鉄銀座線が建物に吸い込まれていく穴倉から描いた。地下鉄駅がビルの3階にあるなんておかしいよなと思いながら。でも、考えてみればおかしくもなんともない。もともと渋谷はすり鉢の底のようなところに繁華街が発展したんだから。
 今日もProcreateの「マルチ水彩ブラシ」を使って描いた。「マルチ水彩ブラシ」は線の太さが、普通・細い・太いの3種類しかない。このシンプルさがいい。これで線も引けるし色も塗れる。


【タイムラプス】5月8日(土)6:05〜7:57の伊豆長岡の空。28秒。

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【新型コロナ】5/8(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→6,056(前週同曜日比 +1,368)
重症者数→1,131(前日比 +33)
累計死亡者数→10,759(前日比 +148)