いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

連翹やそこだけ小川ざわめけり(あ)

 今日は孫娘の小学校の卒業式があって小田原まで出かけた。
 LINEでは8時半から式が始まるようなことを言っていたが、実際に式が始まったのは10時からだった。孫娘が時間を間違えてママに伝え、ママがそのまま私にLINEを送ったらしい。
 式が10時からだと知ったのは、孫娘の家に着いてから。何それ。もっと早く教えろっつうの。こっちは8時半のつもりで家を出てしまったではないか。
 孫娘の衣装は袴姿だった。女の子は皆が皆そうかというと、そうでもない。卒業生44人中、袴姿はたったの4人だけ。ひと頃流行った袴姿は、今はそれほどでもないらしい。しかしねえ、せっかくの袴姿なのに履き物がバレーシューズ上履きとはなんともちぐはぐ。おしゃれは足元から、でしょう。
 式次第の中に「校歌斉唱」がなく、そういえば先日の中学の卒業式でもなかったなと思っていたら、「閉式のことば」の一つ前の「お別れの詩」の中の最後で、突然ですがという具合に校歌が歌われた。どうせ歌われるなら式次第に書いてもよさそうだが、書かない。なぜかはよく判らない。
 なんだか校歌斉唱が「ついで」扱いされているようで面白くなかった。あれじゃ歴史ある母校を誇りに思う気持ちも育たないでしょう。


【今日の一枚】レンギョウ(連翹)

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 小田原の小川のほとりに咲く連翹。この小径は、孫娘が通っていた小学校から富水(とみず)駅へ抜ける近道になっている。
 今日は孫娘の卒業式に呼ばれて出席。帰りにこの道を通ったら、柔らかい春風にそよぐ連翹に出くわして幸せな気分になった。
 このあたりは、昔ながらの春の小川の風景が残っているところ。小田急線の駅から5分とかからないところに、まだこんなのどかな田園風景が広がっているんですねえ。
 この景色にふと足を止め、♪春の小川は さらさら流る♪ と口ずさんでみる。もと歌は「さらさら流る」だったが、これが昭和22年に「さらさら行くよ」に改変されことを嘆いておられた御仁があった。故・山本夏彦翁である。「さらさら行くよ」じゃ風情もへったくれもあったもんじゃないと、何かのエッセーでぼやいておられた。しかり、ごもっとも。


【書】「昔歳」せきさい(No.636)

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 「去年。昨年。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「昔」は、うすく切った肉片を日に乾かした乾肉(ほしにく)の形で、腊(せき=ほじし)のもとの字である。昔が、「むかし、ひさしい、きのう」など、時の関係を示す意味に用いられるようになって、「ほじし(ほしにく)」の意味の字として、月(にくづき=肉)を加えた形声の字の腊が作られた。→白川静『常用字解』
 「歳」は、古い字形では戉(えつ=まさかり)の形。のち戉の刃部に止(足あとの形)を上下にかき、今の字形では上部の止と下部の少の形がそれである。したがって今の字形は、戉と歩(止と少とを組み合わせた形)とを組み合わせた形。→同 


【タイムラプス】3月23日(火)16:31〜18:08の伊豆長岡の空。24秒。

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【新型コロナ】3/23(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→823(前週同曜日比 +128)
重症者数→324(前日比 ±0)
累計死亡者数→8,869(前日比 +33)