いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫の脚空を蹴上げて去年今年(あ)

新しい年が明けた。毎年のことながら、年頭に当たって今年の抱負を述べてみよう。もちろん、明日も明後日も、そして大晦日もこれまで通り巡ってくるという前提ではあるが。

そんな前提が頭をよぎったのは、去年1月と9月に突如逝った二人の高校の同級生のことがあるからで、私もいつ逝ってもおかしくない身になったことを意味する。

実は、逝くよりも恐れているのは、ボケることである。今はボケた自分を想像することは難しいが、ボケない保証はどこにもない。

今朝の朝日新聞の「折々のことば」(1686)に「おめでとうございます。今年もうよろしゅうお願いします。ぼけますからお願いします」という信友直子(ドキュメンタリー番組制作者)の母のことばが紹介されていたが、「ぼけますから」とは、なんと潔いボケ宣言だろう。私もこうありたいものである。

さて、今年はまだボケないと仮定して抱負を述べるとすれば、その第一は、四コマ漫画に取り組むことになるか。4月から得られるだろう潤沢な時間を使って四コマ漫画の勉強をしようと思う。蓄えがないから、勉強は独学しかない。でも、描画の勉強は描いて描いて描きまくるしかないと思っているからそれでいい。道具は、iPad ProとApple Pencilだけあれば事足りる。後はアイデアだ。アイデアは、せっかくだから昔親しんだ古典文学や民俗学から得たらどうかと思っている。

抱負の第二、第三はない。今年はこれ一本に絞る。

 

【今日の一枚】ブランコで遊ぶ孫。

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昨日(おお、もう去年か)きれいに剪定したばかりの梅の枝を揺らして豪快にブランコを漕ぐ孫娘。お兄ちゃんはハンモックにくるまっている。

この兄妹は小さい時からブランコが大好きで、藤沢に遊びに来たたきは近所の小学校の校庭で、伊豆ではブランコ公園で、よく尻を押してやったりしたものだ。

そんなブランコ大好きな孫の喜ぶ顔が見たくて、庭にもブランコをこしらえた。かれこれ7年前のことである。

当時は頑丈だったロープも、積年の風雨にだいぶくたびれてきて、今日見たら千切れた紐の先っちょが下に落ちていた。そろそろ順調に肥え続ける孫の重量を支えきれなくなっているのかもしれない。

 

【書】「万(萬)」マン・バン・よろず(No.345)

▼甲骨文

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▼金文

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象形。もとの字は萬に作り、〓1(さそり)の類であろう。万をそのような虫の名前として使用した例はない。甲骨文字にはすでに数字の万に用いる例がある。「数の万、よろず、あまた」の意味に用いる。〈『常用字解』より〉

〓1(『超漢字』の画像)↓

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【タイムラプス】1月1日(水)6:12〜8:26の伊豆長岡の空。33秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2745009748890218/?d=n