富士の雲低めて稲穂波打てり（あ）

今日11月1日から週29時間勤務に変わった。契約は3月31日まで。
変わったばかりの初日の今日は、午後から先生方の研修があるとかで授業は3校時で終了。後で判ったことだが、先生方の研修は市立の小中学校の先生方すべてが一堂に会して行われるらしい(そういえば、今日は先生方の研修の日ですね、と市役所の人は言った)。一体どこを会場にしてどんなことをするんだろう。
ともかく午前中で仕事から解放されるのは嬉しい。市役所へ扶養控除関連の書類を出しに行けるし、新しいランチの店を開拓できるし、なんなら念願の「ごぜんの湯」へ出かけてもいい（結局今日は行けなかったが）。
というわけで、まずはカミさんから送られて来た封書を持って市役所へ行く。それで、市役所の窓口で封書を切って中身を確認したら、源泉徴収票が、なんと平成27年度のものだった。昨年度のやつを送ってくれと言っておいたのに、見たら一昨年のものだった。使えない。
マイナンバーカード申請書のコピーも、そう。個人番号ではなく申請番号の部分のコピーを送ってよこしやがった。で、使えたのは運転免許証のコピーだけ。市役所へ必要書類を出しに行ったはいいが、まったくの無駄足になってしまった。
これこれこうで送ってもらった書類が違った、と、市役所のベンチでカミさんにメッセージを打っていたら、肩をポンと叩かれた。顔を上げると、夏にお世話になった学童のリーダーである。それで、そうか今日は1日で月例の連絡会の日だと知った。
学童の連絡会は毎月1日に行われる。その際、職員の1ヶ月分のおやつ代をまとめて市に支払うことになっていて、その窓口が市役所内にあった。リーダーはそこで支払いを済ませて市役所を出ようとしたところで私を見つけたというわけだ。
お久しぶりですの挨拶の後、3月の日々雇用の話になった。先日ある機会に、私を夏と同じように3月も日々雇用としてお願いしたいと教育課長に話したら、◯◯さん（私のこと）は今は中学校の方で忙しいからダメだと断られたという。もしその話がいずれ来たら断ろうと思っていたので、課長を通じて話が既に済んでいて助かった。
リーダーと一緒に市役所を出て、去り際に言わなくてもいいことを口にしてしまう。
「夏休み、学童の子に、私の絵を（学童の）教室に飾りたいと言われ、今度持ってくるよと言ったまま学童の仕事を辞めてしまった。ずっとそれが気になっていた。明日持って行くのでその子に伝えておいてください」
単なる模写なのに、自分のオリジナルの作品かのように偉そうなことを言ってしまった。あんなこと言わなきゃよかった。口は禍の門。でも約束をしてしまった以上、明日持っていかねばなるまい。渡す時、これは模写ですがそれでもよかったらどうぞ、と言い添えるつもりです。

【写真】そば屋の前から見た富士山と注文したそば。

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