いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

やや苦きモカコーヒーに風薫る(あ)

 業者に床下の定期点検をしてもらう。
 二年前、同じ業者に頼んで、シロアリ防除・防腐防カビ処理、調湿材、防湿シート、スラフなどの床下工事をしてもらった。その定期検診を、本当は去年行う手筈になっていたが、新型コロナ禍の影響で一年延期になっていた。その定期点検を今日やってもらったのである。
 現在の家屋は今年で築45年が経ち、基礎コンクリートの傷みもだいぶ顕著になってきた。前回もそれは指摘された。直すなら一気に直した方がいいと業者はいうが、こっちは先立つものがない。下の孫も4月から中学生になり、これから益ます物入りになる。加えて私は4月から、収入がそれのみの純粋な年金生活者となった。そんな私に、まとまった金をポンと用意しろと言われても無理な相談で、今日のところは、「手を加える前に大きな揺れがきたら、その時は家屋と運命をともにしますわ」と業者に伝え、今日のところはお引き取り願った。
 『方丈記』の通り、「その主(あるじ)と栖(すみか)と、無常を争ふさま、いはば朝顔の露にことならず」でして、主が逝くのが先か、栖が朽ちるのが先か、といったところです。世に常なるものは、ないのですな。


【今日の一枚】濡れ縁で飲むコーヒー。

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 初夏の薫風に誘われるように、カップを持って外に出た。濡れ縁に腰掛け、ウグイスの声を間近に聞きながら、まったりとした時間を過ごす。
 ひと昔前なら、藁葺き屋根の縁側で、「まあ、お茶でもどうぞ」と近所の茶飲み友達と日向ぼっこをしているという図になるでしょうか。
 のどかに過ぎゆく時の中で、今日はついうとうとしてしまいました。


【書】「南画(畫)」なんが(No.674)

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 「絵画の一派。水墨または淡彩を用い、主に山水を描く。主観的・印象的な描写で、詩趣・気韻を尊び、詩画一致の境地を理想とする。盛唐の王維に始まる。日本では江戸時代の中期以後発達し、池大雅・与謝蕪村らが名高い。文人画。南宋画。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「南」は、銅鼓の形。古く長江中流域の武漢から湖南にかけて住んでいた苗族(びょうぞく)の使用した楽器で、底がなく、吊り下げてその鼓面を打つ。苗族はこの銅鼓を今も南任(なんじん)と呼んでいる。のちその音を借りて方位の名の「みなみ」の意味に用いる。→白川静『常用字解』
 「画」は、もとの字は畫に作り、聿(いつ)と田とを組み合わせた形。聿は筆、田は周の最初の形で、周は四角の盾(たて)の形。画は盾に模様を「えがく」こと、また画(えが)かれた「え(模様)」をいう。→同


【ディジタル画】我が家(No.118)

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 なんだか、まとまりのない絵になってしまった。改めて描き直したい気持ちを抑え、戒めのつもりで失敗作をさらけ出すことにした。 


【タイムラプス】4月20日(火)5:25〜7:37の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226010537072184/?d=n


【新型コロナ】4/20(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→2,907(前週同曜日比 +802)
重症者数→738(前日比 +15)
累計死亡者数→9,678(前日比 +30)