いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雪柳恋と知らずに咲き初むる(あ)

 担任の先生に頼まれて帰りの会をやろうとしていたら、選挙管理委員会担当の先生から、帰りの会が終わったら開票の管理をお願いしたいと頼まれた。で、帰りの会をやり、開票の場に立ち会ったら、退出のタイムカードを押すのが5時過ぎになった。
 時給で雇われている身としては、時間がきたらとっとと帰っていいはずなのにそうしないのは、頼まれたら断れない性分が災いしている。
 そういえば、先日、体調不良を理由に内閣広報官を辞職した御仁は「飲み会を絶対断らない」ことで名を知られた方らしい。きっとこの方も、頼まれたら断れないタイプの人だったんだろうな。
 さて、私は来年度も引き続き地区自治会に顔を出すことになった。これも頼まれたら断れない性分がそうさせている部分はあるが、一方で、こんな私でも何かお役に立てるのならばお手伝いしたいという思いもある。
 どんな形であれ、人の役に立つことができるというのは嬉しいものだ。10年前の東日本大震災を契機にそう思うようになった。あの大震災は、直接は経験していないけれど、私にとっては、私を大きく変えた出来事だった。
 心に傷を負いながら再スタートせざるを得なくなった方々の心中を思えば、私の苦労なんて屁でもないと思った。どこに住んでどんな暮らしをしようと、それが苦のはずがないという心構えができた。
 大して長くもない人生をどう生きるかは人それぞれだが、私は、何か人の役に立つことをして残りわずかな余生を送ろうと思う。それが、生きたくても生きることが叶わなかった全ての人々への祈りにつながると思っているから。


【今日の一枚】庭のユキヤナギ(雪柳)。

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 ユキヤナギはサルスベリの下に植わってあり、ちょうど花径1cmほどの小さな白い花を咲かせたところ。これが、桜が咲く頃には、それこそ雪柳のように枝垂れて白一色になる。放っておくとサルスベリを脅かしてニョキニョキ枝を伸ばすので、毎年上部を剪定している。


【書】「糞尿」ふんにょう(No.617)

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 「大便と小便。」(『大辞泉』)
 「糞」は、常用漢字ではない。したがって白川静『常用字解』には載っていない。が、甲骨文の字形を見て面白いと思ったので書いてみた。書いて判ったが、これは両手で箕のようなものを持って汚物を捨てているように見える。それで、糞は排泄物そのものを指すというよりは、汚れたものを捨ててきれいにするという意味で使われていたのではないかと考えられる。
 「尿」は、立って小便している人を横から見た形。「いばり(小便)」の意味に用いる。→白川静『常用字解』
 「尿」が常用漢字で、「糞」が常用漢字でないのはどうしてか。それは判らない。 


【タイムラプス】3月4日(木)6:00〜7:02の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10225618240665019/?d=n


【新型コロナ】3/4(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,243(前週同曜日比 +322)
重症者数→407(前日比 -6)
累計死亡者数→8,075(前日比 +63)