いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

散髪を終へてゆかしき沈丁花(あ)

 新潟県の米農家さんに、先日お米を頼んでおいた。お米はいつもそこから直接買う。かれこれ30年以上の付き合いだ。
 最近は、先方もLINEを使うようになって、「いついつに、お米を送ってください」とLINEで送れば、しっかり指定日に届く。そして、届いたのを確認して口座へ代金を振り込む。ネット銀行だから日曜でも振り込み手続きをしてくれる。なんとも便利になったものだ。
 そのお米が今日の午前に宅配される手筈になっていて、それを待っていたら、筋向かいの空き地に青い車が駐まった。お隣さんのお客さんかなと見ていたら、車から降りてきた人が私の家の方へやってきた。
 玄関に出て挨拶をしたら、身綺麗な作業服を着た方が、「突然お邪魔してすみません。私はこういうものです」と言ってリフォームプランのパンフレットを見せた。
 「近くでリフォーム中のお宅があったものですから、ついでにお声かけさせてもらいました」とは言ったが、前々から私の家をターゲットにしていたフシがある。それはねえ、誰が見てもリフォームし甲斐ありまくりの築45年のぼろ家だから目につくのは仕方がない。これまで何度もリフォーム会社から声をかけられているけれど、なんせ先立つものがないのでどうにもなりません。
 リフォームしたいのは山々だけど先立つものがないというと、大抵のリフォーム会社はその後顔を出さなくなる。今回もその手を使った。聞くと、最近は外壁の洗浄・塗り替えもきちんと足場を組んで行うのだそうだ。となれば、足場を組むだけでも相当な出費を覚悟しなければいけない。こりゃ、リフォームは永久に無理だな。
 自分でやれるところはコツコツ修繕しているけれど、手に負えなくなったらリフォームをお願いするかもしれませんと言って帰っていただいたが、リフォーム会社の人も私の言いに「あそこは脈がない」と読んだんじゃないかな。たぶん、もう来ないと思うよ。


【今日の一枚】シロバナジンチョウゲ(白花沈丁花)。

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 床屋さんで散髪してもらってカブにまたがろうとしたら、庭先にぽつんと咲いているのが見えた。何の花だろうと思って近づいたら沈丁花だった。沈丁花というと強い芳香を放つイメージだが、ひざまずいて鼻を近づけてみても、さほど芳香は感じられなかった。あのくらくらするような甘い匂いは、もっとたくさんの花が咲かないとだめなのかなあ。


【書】「知足」ちそく・たるをしる(No.613)

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 「むさぼらず、自分の持ち分に満足し現状に安んじること。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「知」は、矢(し)と口とを組み合わせた形。矢は神聖なものとされ、誓約のときにそのしるしとして矢を用いるので矢(ちか)うとよみ、矢を折ることは誓うときの所作(しぐさ)であった。口は、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。→白川静『常用字解』
 「足」は、膝(ひざ)の関節から下の足の形。上部の口は関節の部分、下部の止は足あとの形で、足先を示す。足は足の形全体を写すのではなく、膝と足先とを組み合わせて「あし」を示している。→同 


【タイムラプス】2月28日(日)6:31〜8:53の伊豆長岡の空。35秒。

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【新型コロナ】2/28(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,214(前週同曜日比 −20)
重傷者数→440(前日比 −17)
累計死亡者数→7,866(前日比 +41)