いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

受験子の開く一途のみくじ札(あ)

【今日の一枚】受験生応援おみくじ。

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 今日の昼、保健室前の廊下におみくじコーナーが設けられた。千代紙の裏に、受験生を励ます名言が書かれたのをおみくじと見立て、それを折って小箱に入れてある。噂を聞きつけた3年生が給食後に集まってきて、好きな小箱からおみくじを引いて友達と見せ合っている。
 図書室と保健室とのコラボ企画とのことだが、来週に私立高校入試を控えるこのタイミングでのサプライズは、なかなか粋な計らいである。
 ちなみに、今日が合格発表だったクラスの子が引いたおみくじには、こんな名言が書かれてあった。
「君の人生を、考えることができるのは君だけだ。君の夢がなんであれ、それに向かっていくんだ。なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだから。(マジック・ジョンソン)」
 おみくじには「大吉」も「末吉」もない。ただ名言が書かれてあるだけだ。それで、おみくじを引いたその子に、どんな意味かと尋ねられた私は、「大丈夫、大吉だってさ」、と伝えた。
 その子の合格発表の結果は、直接校長先生に伝えられることになっている。が、校長先生は今日出張で留守だったので、通知は明日になった。
 不安そうに下校していったその子の後ろ姿を見送りながら、私は、今日のおみくじにあった「君は幸せになるために生まれてきたんだから」というマジック・ジョンソンの言葉をかみしめていた。


【書】「田酒」でんしゅ(No.582)

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 「青森市内唯一の酒造である西田酒造が造る銘柄。田んぼ、稲、米という連想にもとづき昔ながらの米だけで醸し出された酒。」
 「田」は、区画された田の形。甲骨文字では一区画の田は長方形であるが、金文ではほぼ正方形となっている。→白川静『常用字解』
 「酒」の音符は酉(ゆう)。酉は酒樽(さかだる)の形で、酒のもとの字である。「さけ」をいう。酒の上に八を加えた酋(ふるざけ)は、酒樽より酒気の発することを示す。酋(酒樽)を両手で捧げて神前に置く形は尊である。木製のたるを樽(そん)という。→同
 横浜に勤めていた頃の呑兵衛同僚が酒好き連中で、そのうちの一人の、「よし、田酒を呑みに行こう」の一言で始まった地酒巡り呑兵衛夏旅行だった。
 以来、秋田→岩手と南下し、一昨年は香川県小豆島に行ってきた。次は琵琶湖一周だねと言っていた昨年は、コロナ禍によって残念ながら中止。さて、今年は復活なるか。
 「田酒」は酒の銘柄だから、もちろん辞書には載っていない。伝統のラベルは重厚な草書体で書かれ、でんと構えて揺るがない。それを、例えば甲骨文で書いたらどうなるだろうと思って書いたのが今回の字。書いてみて思った。やっぱり伝統の重みにはかなわないや。


【タイムラプス】1月28日(木)6:26〜7:03の伊豆長岡の空。37秒。

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【新型コロナ】1/28(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→3,970(前日比 +118)
重傷者数→1,043(前日比 +47)
累計死亡者数→5,387(前日比 +90)