いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

大寒やかちんこちんの餃子焼く(あ)

 今朝の静岡新聞一面に、第164回芥川賞を受賞した宇佐見りんさんの写真が載っていた。写真の下に、「憧れの賞に満面の笑み」と活字がおどる。

 「沼津生まれ21歳」だそうだ。21歳は、綿矢りさ『蹴りたい背中』(19歳)、金原ひとみ『蛇にピアス』(20歳)に次いで、史上3番目の若さだという。

 選考委員の島田雅彦さんによると「言葉が非常に鮮やかで文学的偏差値が高い。若い才能を評価し、後押ししようという雰囲気が強かった」だって。

 受賞は「自分の予定よりも早かった」とは本人の弁。憧れの賞をこんなに早くいただけるとは思っていなかったのでしょう。まだ現役の大学生だそうで、今後の活躍が期待されるけれど、逆に早すぎる受賞が足枷になりはしないかと心配です。

 余生は古典に親しみ、現代小説は読まないと決めた私だが、沼津生まれの若い作家と聞いて、受賞作『推し、燃ゆ』をちょっと読んでみたいと思った。沼津は井上靖の青春時代の舞台となった場所ですものね。果たして井上靖を越えられるかどうか。文藝春秋3月号の発売を静かに待ちましょう。

 

【今日の一枚】「村の餃子」。

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 20個入り一袋600円。昨日、病院の帰りに「村の駅」で買ってきた。

 餃子は、カメさんデー(「6」のつく日は10%off)のときに、油いらずの冷凍のをまとめ買いする。それに比べれば600円はちと高い気がしたが、定期検診の結果に気を良くして奮発した。そんなことばっかりしているから一向に標準値を下回らない。

 

【書】「往来(來)」おうらい(No.575)

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 「①行ったり来たりすること。②人の行き来する道路。街道。③考えなどが浮かんだり消えたりすること。去来。④人と人との交際。つきあい。⑤往復の書簡。また、それを集めたもの。」(『大辞林』)

 「往」の古い字形は〓1(おう)に作り、音符は〓2(おう)。〓2が往のもとの字であった。〓2は王(王位の象徴である儀礼用の道具としての鉞(まさかり)の頭部の形)の上に、之(し=足あとの形で、行くの意味)をそえた形。王の命令で旅に出るときには、王位の象徴である神聖な鉞の上に足を乗せる儀式をし、鉞の霊の力、威力を身に移して出発した。それで〓2に「ゆく」の意味がある。→白川静『常用字解』

 「来(來)」は、麦の形。立っている麦を横から見た形である。甲骨文には来を「きたる、くる、もたらす」の意味に使用しているが、それはその音を借りる仮借(かしゃ)の用法である。→同

〓1↓

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〓2↓

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【タイムラプス】1月21日(木)6:04〜7:11の伊豆長岡の空。33秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10225233847215423/?d=n

 

【新型コロナ】1/21(木)10:00現在(Yahoo!より)

新規感染者数→5,532(前日比 +211)

重傷者数→1,014(前日比 +13)

累計死亡者数→4,778(前日比+92)