寒い時期にはおでん鍋がいいと、いつでも食えるように冷蔵庫にレトルトの袋を入れてあるが、おでん自体は私はあまり好きでない。
だいたい故郷の青森では食卓におでんが出た記憶がない。おでんは、東京へ出てきてから漫画家・赤塚不二夫さんの影響で食ったりしたことはあったが、食っても別に旨いものだとは思わなかった。
青森のこの時期の鍋といったら、けの汁とじゃっぱ汁である。大量に作ったけの汁はなかなかの好評で、この前来たカミさんが大鍋に残った最後を全部タッパーに詰めて持って帰ったのを最後に、今年のけの汁は終わった。
次なる鍋はじゃっぱ汁である。主具材は真ダラで、これがないとじゃっぱ汁にならない。じゃっぱとは津軽弁で魚のアラを言う。真ダラのアラをざっくりと鍋に突っ込み、白子を入れて大根を入れてニンジンを入れて白菜を入れて味噌で味付ける。
ところが、伊豆のスーパーではきれいに切り揃えたタラの切り身は手に入るが、アラが手に入らない。だから、じゃっぱ汁を作りたくても作れない。それが残念でならない。ああ、じゃっぱ汁、じゃっぱ汁。書いていたら、じゃっぱ汁が無性に食いたくなってきた。
【今日の一枚】身欠きニシン入りおでん鍋。
身欠きニシンは、先日来たカミさんが冷凍庫に置いていった。
身欠きニシンは、そのまま味噌をつけて食うのが好きだが、去年買ったレトルトのおでんが残っていたので、それに混ぜてみることにした。
そうしたら、おでんの味がどこかに吹き飛んでしまい、すっかり身欠きニシンの独壇場となった。やっぱり身欠きニシンはおでん鍋と別にして、味噌をつけて食うんだったな。
【書】「毎夜」まいよ(No.566)
「毎晩。まいや。」(『大辞泉』)
「毎」は、髪を結い髪飾りをつけた女の形。金文では「いそしむ」の意味に用いる。毎と又(ゆう)とを組み合わせた形の敏は、髪飾りに手(又)をそえ、髪飾りを整えて祭事にいそしむことをいう。「つねに、そのおりごとに」の意味に用いるのは音を借りる仮借(かしゃ)の用法である。→白川静『常用字解』
「夜」は、大と夕とを組み合わせた形。大は手足を広げて立つ人を正面から見た形。夕は夕方の月の形である。人の腋(わき)の下から月が現れている形で、月が姿を現すような時間帯を夜といい、「よる、よ」の意味に用いる。
【絵日記】悔しいとだけ書き記す初日記(No.153)
昨日のタイトルに使った句を題材に描いてみた。
モデルは、高校サッカーの全国制覇まであと一歩届かなかった青森山田高校のキャプテン・藤原優大。卒業後はJ1の浦和レッズに行くことが内定しているという。この悔しさをバネにJ1でも大暴れしてほしい。
絵は、湯屋へ行く前に「Zen Brush 3」でささっと描いた。これで約2時間。
【タイムラプス】1月12日(火)6:01〜7:14の伊豆長岡の空。36秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/posts/3704529552938228/?d=n
【新型コロナ】1/12(火)10:00現在(Yahoo!より)
現在感染者数→64,669(前日比+2,051)
新規感染者数→4,876(前日比 −1,217)
死亡者数→4,114(前日比+48)