いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

将来の夢はなになに筆始(あ)

 今日は孫二人の書初めの日。本当は元日にしようと思ったが、お兄ちゃんが清書用紙を忘れたのと、その清書用紙の半折を買いに行ったら、店が正月休みで閉まっていたという事情もあって今日になった(店は1/3から営業すると貼り紙で確認してあった)。私は私で、書初めに半折が必要なのは判っていたのに、あらかじめ通販で手に入れるのを怠っていた。

 今年のお題は、お兄ちゃんが「新たな目標」、孫娘が「将来の夢」。半折の大きさに新聞を切り繋いで手本を書いたが、どちらも書きやすかった。

 書くのを見ていて気になるところは数多あったが、アドバイスは、ちょっと右肩上がりに書くと格好いいよ、ひらがなは漢字より少し小さめに書くと全体のバランスが取れるよ、くらいに控えた。あまり細かく言いすぎて萎縮した字になってもいけないという思いがあった。

 でも、書写って、習字の基本だからなあ。いかにお手本に似せて書くかが勝負で、そういう作品が大概なんとか賞をもらうことになる。

 私の小学校中学校はどうだったろう。私はなんとか賞をもらったこともないし、左上に金紙や銀紙を貼られたこともない。

 ただ一度、小学校3年のときに書いた「みのかさ」という四字ひらがなを半紙に書いた作品が、どうした加減か、地元のテレビで紹介されたのを覚えている。私はそれを実際にテレビで確認していない。テレビを持っている家の子から聞いて知った。その頃、我が家の居間にはまだテレビがなかったのである。

 そのときテレビに映すためにこしらえられた、静止画像原稿(正式にはなんて言うんだろう)は今でも持っている。横置きの126mm×102mmの小さなもので、背景が灰色に塗られている。

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 半紙そのものの作品は今はどこでどうなっているか知る由もない。返却された記憶もないし、もしかしたら放送局で処分されたかもしれない。

 あの頃は当然ながら、将来、教員になるなんて思ってもみなかった。しかも、まさか書道の免許を取ることになろうとは。

 あの頃抱いていた「将来の夢」ってなんだったろう。小学3年といえば、前年の校舎の火事で焼け残った体育館を間仕切って勉強した日々が強く印象に残っている。あの頃は将来の夢なんてどこ吹く風で、ひたすら野山を駆け回っていたような気がする。そんなことを思いながら、孫娘の書初めを見守ったことだった。

 

【今日の一枚】お兄ちゃんが学校で作ったティッシュ箱。

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 お兄ちゃんが中学校の技術の時間にこしらえて高評価を得たという。じぃじにプレゼントするんだと伊豆へ持ってきた。書初め用の半折は持ってこなかったのに、これは持ってきた。

 初めから私にプレゼントするつもりでこしらえたのだろうか。だったら嬉しいねえ。ありがとう、大切に使わせてもらうよ。

 

【タイムラプス】1月3日(日)6:17〜8:10の伊豆長岡の空。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10225101240940349/?d=n

 またしても孫の手に撮影を邪魔されたが、顔が映っていなかったので、そのままカットせずにアップすることにした。実は、中間のある部分だけカットする(不具合な箇所だけをスポイトで吸い取るようにする)という編集方法がわからないという事情もある。

 

【新型コロナ】1/3(日)10:00現在(Yahoo!より)

現在感染者数→41,042(前日比+1,324)

新規感染者数→3,059(前日比 −188)

死亡者数→3,571(前日比+31)