いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

湯屋帰り足元照らし冬至の灯(あ)

 昨日、「けの汁」の具材を買い揃えた。つもりだったが、「高野豆腐」を買い忘れているのに気づいた。それで今日、一二三荘の帰りに米店に寄って買ってきた。レジにいたおばちゃんに、生フキをゲットできたことを告げる。

 大根、人参、ワラビ(水煮)、ゼンマイ(水煮)、生フキ、ゴボウ、干し椎茸、コンニャク、金時豆、絹豆腐(煎り豆腐用)、油揚げ、それに今日の高野豆腐で全品勢ぞろい。これを「伊豆みそ」で煮付ける。もちろん水は、天城湯ヶ島から汲んできた湧水。今年はワラビ、ゼンマイが手に入ったので(それぞれ水煮1袋だけど)、茎ワサビは入れない。

 こうして食材を書き並べてみて、ヘルシーでありながらボリュームたっぷりであることに気づく。これらを細々刻んで大鍋でぐつぐつ煮込む。これに餅を入れたら「津軽の雑煮」だ。うわあ、たまんねえ。

 青森にいたときは、食っても食っても減らない「けの汁」にうんざりもしたが、こうして青森を離れて暮らしていると、「けの汁」という言葉の響きだけで懐かしさがこみ上げてくる。

 どこで暮らそうが、郷土料理はいつまでも郷土料理だ。生まれ育った土地の味が染み込んでいる。特に作り方を習ったわけではないが、どういうふうに作るかは体が覚えている。今は、料理サイトを開けば簡単にレシピを見ることができるが、なに、そんなことをしなくたって、作ろうと思えば作れるのである。

 味付けの味噌は「津軽三年味噌」と決まっている。が、それはこちらでは手に入らないので、「伊豆みそ」で我慢することにした。いわば、伊豆版「けの汁」。

 今日のところは、金時豆を水に浸し、干し椎茸を水で戻してある。それらも含めて、大鍋に切り刻んだ具材をどばっと入れて煮込むのは次の土日あたりになろうか。

 さて、今年はどんな出来具合になるだろう。楽しみ、楽しみ。

 

【今日の一枚】玄関アプローチのガーデンライト。

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 こちらは、前の道路から玄関へつながるアプローチのソーラーガーデンライト。土に差し込むだけで十分明るく、足元も安心だ。

 百日紅の枝にぶら下がっているのは(写真右上の明かり)、USB充電式のランタン。こちらは充電する手間があるが、ソーラーガーデンライトだと日の照る日中に電気を蓄えてくれるからいい。

 

【書】「我流」[国]がりゅう(No.547)

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 「自分かってなやり方。自己流。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「我」は鋸(のこぎり)の形。もと刃にぎざぎざのある鋸を意味する字であったが、一人称の代名詞「われ」として使うようになった。それで我に代えて、のこぎりを意味する字として形声の字である鋸(きょ)が作られた。我が鋸の形であることは、義・羲が犠牲(いけにえ)として供えるために羊を我(のこぎり)で切る形であることから知られる。→白川静『常用字解』

 「流」は、もとの字は、水と水と㐬(とつ)とを組み合わせた形。㐬は頭髪の乱れた子を逆さまにした形であるから、幼児が水に流されている形が流で、「ながれる、ながす、ながれ」の意味となる。→同

 

【タイムラプス】12月21日(月)6:02〜7:28の伊豆長岡の空。21秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10224973998919378/?d=n

 

【新型コロナ】12/21(月)10:00現在(Yahoo!より)

現在感染者数→29,760(前日比+618)

新規感染者数→2,496(前日比−495)

死亡者数→2,916(前日比+36)