いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

大雪の富士射すくめる垣の紅(あ)

 今日の秋田魁新報コラム「北斗星」に日記帳のことが載っていた。そうか、今頃は文房具店に来年の手帳や日記帳が並ぶ時期なんだな。

 私は日記帳を買ったことがない。手帳も買ったことがない。手帳は現役時代に労働組合から支給される手帳を使っていた。それには主に予定を書いていたが、それもいつの間にか使わなくなっていた。

 では、歯医者の予約とかはどこに記入していたろう。それはその頃使い出したスマホのカレンダーに記入していたのである。

 それで、予定だけを記しておくのに飽き足らず、日記帳代わりにブログを書き始めるようになった。それが8年前。きっかけは伊豆でセカンドライフを始めたこと。後先も考えずに定年退職の一年前に勧奨退職に応じ、その退職金をつぎ込んで伊豆にセカンドハウスを手に入れた。

 それからは毎日が楽しいことばかりで、こんなに楽しくていいんだろうかというくらい楽しく過ごしてきた。そして、それをずっとブログに書いてきた。まあ、自分で勝手に楽しんでいるきらいはありますが。

 人生楽しめるうちが花と思うようになったのは、やはり東日本大震災の影響が大きい。一瞬にして人生のすべてが目の前から消えてしまうことがあり得るんだとあのとき実感した。生きたくても生きることを許されなかった命のために私に何ができるかと考えたとき、私は祈るしかないと思った。亡母が毎日神棚にご飯を供えて手を合わせていたように、それから私はブログを書き続けようと決めた。

 私がブログを書くのは、つまりはそれが大震災で犠牲になった方々への鎮魂の祈りでもあるからなのです。だから、死ぬまでやめるわけにはいかないのです。と、これまた私が勝手に思い込んでいることではありますが。

 

【今日の一枚】色づいたドウダンツツジ(満天星躑躅)

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 シダレモミジ(枝垂紅葉=手向山)がハラハラと散るその下にドウダンツツジが植わってある。今頃はいい按配に色づいて目を楽しませてくれる。

 道の奥の曲がり端に電柱が立っていて、その向こうに富士山が見えていたが、写真に撮ったら富士山は写っていなかった。シルエットが薄すぎたかな。

 

【書】「死角」[国]しかく(No.534)

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 「①射撃の射程内で、障害物などのために弾丸が行かない場所。②物の陰などになって見えない所。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「死」は、歹(がつ)と人(匕=ひ)とを組み合わせた形。歹のもとの字は〓1に作り、死者の胸から上の残骨の形。古くは死体を一時的に草むらに棄て、風化して残骨となったとき、その骨を拾ってほうむることを葬(ほうむる)という。このような埋葬形式を複葬という。拾い集めた残骨を拝み弔う形が死で、「しぬ、ころす」の意味となる。→白川静『常用字解』

 「角」は、獣のつのの形。角をとって獣を牽(ひ)くことを〓2(かく)といい、牛を玄(つなの形)で挽(ひ)くことを牽(けん=ひく)という。角はかどかどしいものであるから、角には「かど、かどあるもの、直角の四角のもの、あらそう」などの意味がある。→同

〓1↓

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〓2↓

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【タイムラプス】12月7日(月)5:45〜7:04の伊豆長岡の空。39秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10224858526312635/?d=n

 

【新型コロナ】12/7(月)10:00現在(Yahoo!より)

現在感染者数→24,063(前日比+520)

新規感染者数→2,025(前日比−483)

死亡者数→2,358(前年比+31)