一二三荘で珍しい人に会った。
神奈川県藤沢市にある合奏団でクラリネットを担当し、以前、水晶苑(市の老人憩の家)の風呂場でよくお会いした方である。私が水晶苑の入浴時間に間に合わなくなってから(午後4時で終わる)、ずっと無沙汰をしていた。このブログでは、「アマデウス３時半」氏の名で何度か登場している。
今日は用事があって遅くなり、水晶苑の風呂に間に合わなくなったのでこちらへ回ったと言っていた。私が藤沢と伊豆を行ったり来たりしていた頃からの知り合いで、共通の知り合いの看板屋さんが仲介して、藤沢つながりで引き合わせてくれた。その頃は、藤沢で開かれる演奏会のチケットをもらったりしていたが、私が水晶苑へ顔を出さなくなってそれも途切れた。
その人がどのような経緯で藤沢の合奏団で演奏することになったかは判らない。以前に訊いたかもしれないが忘れた。
湯船に浸かり、これまでの無沙汰をわびながら近況を訊いた。
すると、やはり今年は新型コロナの影響で、イベントは軒並み中止になったと言う。10月に予定されていた定期演奏会も中止になり、そちらはクリスマスに身内だけが集まって演奏することになったそうだ。もちろん、その後の反省会もなし。忘年会もなし。寂しい年の瀬になりそうだとぼやいていた。
ここでふと、大仁駅前の居酒屋でこの人を含めたジャズ演奏を聴いたことを思い出した。あれはいつだったかと過去のブログ記事に当たったら、それは2017/11/21だった。そうか、もう3年も前になるのか。居酒屋とジャズとは妙な組み合わせだと思いながら暖簾をくぐったのを覚えている。
で、実際に焼酎お湯割を呑んでほろ酔い、生のジャズ演奏を聴くのは意外に合ってるかもと思った。トロンボーンの伸ばしたスライド管がボトルに当たりはしないかとハラハラしながら演奏を楽しむのもまた乙で、なかなか愉快なイベントだった。
市内の大学附属病院で新型コロナ・クラスターが発生したときは、確か水晶苑は臨時休館してましたよね、あのときはどちらに行かれてたんですか？ と訊いたら、修善寺の筥湯(はこゆ)に行っていたとのこと。一二三荘でなく筥湯だったんだ。向こうは11枚綴りの回数券が2,500円だものね。一二三荘は4,000円。アマデウス3時半氏のご自宅からは一二三荘まで歩いてわけないが、それでも筥湯なんだね。私は、今のところ一二三荘の泉質にぞっこんだから、他の日帰り温泉に変える気はないけど、そうさな、小遣いが入らなくなれば変えることも考えなくてはいけないかな。
【今日の一枚】落ちた甘夏。
仕事の帰り、JAで自治会会計の出入金を済ませて帰宅したら、ちょうど雨が降ってきた。
昨日食った冷凍枝豆の殻を捨てようと庭に出たら、芝生の上に甘夏が一つ落ちていた。見ると片側半分が腐っている。落ちてできた傷ではない。病気かな。今年の甘夏はうじゃうじゃ生ってるからな。少し摘果しとくか。
【書】「光明」こうめい・こうみょう（No.529）
「⑴こうめい①明るい光。あかり。②輝かす。⑵こうみょう①[仏]仏の徳の光。②[国]のぞみ。希望。」（『旺文社漢字典』第2版）
「光」は、火と人(儿＝じん)とを組み合わせた形。儿は人を横から見た形で、古い字形ではひざまずいている人である。頭上に大きな火の光をかき、火を強調して見せている字である。→白川静『常用字解』
「明」は、もとの字は朙(めい)に作り、〓(けい)と月とを組み合わせた形。〓は窓の形。窓から月明かりが入りこむことを明(朙)といい、「あかり、あかるい、あきらか、あける、あかす」などの意味となる。→同
〓↓
【タイムラプス】12月2日（水）5:42〜7:16の伊豆長岡の空。23秒。
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