いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

うそ寒やごみ当番の鍵二つ(あ)

 湯屋から帰ってきて、精肉店で買ってきた焼き鳥生肉(かしら)を焼いていたら、来客があった。時計は午後7時を回っている。

 玄関ドアを開けると、若い女性が立っていた。首にぶら下げている名札を見せ、TOKAIケーブルネットワークの者だと名乗る。私が現在使っているコミュファ光の月額料金は割高で、TOKAIだと今よりお安く提供できるし通信速度も速くなる、この際乗り換えませんか? という勧誘。

 お昼にも伺ったのですが、お留守だったので、再度お伺いしました、こんな遅い時間にすみません、お時間を取らせませんので、ご説明させてください、という。私は焼いている焼き鳥が焦げないかと、そればかりが気になっていた。で、一旦話の腰を折ってコンロの火を止めた。

 すると、その若い女性は家の中に入り込んで、バッグからさまざまな書類を取り出して、自社のネットワークに乗り換えるメリットを説明する。TOKAIは静岡県内限定の、比較的狭いエリアのネットサービスなので、名古屋に本社のあるコミュファ光より対応が早いし、通信ネットもそれなりに速くなる。とまあ、いいことだらけのポイントをセールスする。

 乗り換えるのは手間だが、それで月額料金を安く抑えられるならそれに越したことはないと、申込書にその場でサインした。工事は11月下旬に予約。ずいぶん先なんですねと言ったら、乗り換え申し込みが殺到しているからとのこと。本当かなあ。

 

【今日の一枚】ごみ収集所掃除当番グッズ。

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 ごみ収集所の掃除当番が回ってくるのは年1回だけ。それも、4日分を隣家と組んでやるので、実質二日やれば済む。今年の私の分担は今日と明日。大した手間ではない。

 次の当番への伝達事項を記入するノートもあるが、何もなければ何も書かないで次へ渡す。書く人は「異常なし」と書いたりしているが、前の当番の人が書かないので私も書かない。

 ノートの日付を見ると、スタートは2010年5月になっている。コメントが書かれているのは10ページ分で、ノート全体のほぼ1/3。ノートを全部書ききるのに30年を要する計算になる。

 ノートの最初のページには、「伝言帳が古く、異臭がしますので新しいノートにしました。組別ですと見にくいので1つにして皆さんにチェックして頂けたらと思います」とのコメントがある。10年前は、私はまだここに越してきていないから、「異臭がする」という前のノートの存在を知らない。現在はどなたが管理しているかも知らない。

 ノートは10年も経って、異臭はしないものの、破れたページをセロテープで貼り付けていたり、雨降りかなんかのシミで変色したりしていて、思うにもう20年は持つまい。

 そろそろノートをやめて、別の方法で、例えばLINEとかで、伝える事項があれば(写真添付で)伝えるというふうにしたらどうか。もちろん各戸に携帯端末があるという前提だけど。

 

【書】「先賢」せんけん(No.490)

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 「昔の賢人。先哲。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「先」は、止と人(儿=じん)とを組み合わせた形。止は足あとの形で、古い字形は之(し=ゆく)と同じで、ゆくの意味となる。人のうえに止を加えて、行くという意味を強調し、先行(他より先に行くこと。先頭を行くこと)の意味となる。→白川静『常用字解』

 「賢」の音符は臤(けん)。臤は臣(上方をみている目の形で、大きな瞳)に又(ゆう=手の形)を入れる形で、眼睛(がんせい=瞳のところ)を傷つけて視力を失わせることをいう。このような方法で視力を失った者が臣(つかえる、しもべ)で、神に捧げられ、神に奉仕する者であった。臣の中には普通の人とは異なって、さまざまのすぐれた才能を持つ者がおり、その人を臤という。→同

 

【タイムラプス】10月22日(木)5:18〜7:08の伊豆長岡の空。27秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1319406206499254272?s=21